DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付

 日本政策投資銀行は、2012年から毎年、企業の健康経営の取り組み度合いを評点化し、融資条件に反映させるメニューをスタートさせている。それが、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」である。
 「健康経営」とは、従業員の健康増進を重視し、健康管理を経営課題として捉え、その実践を図ることで従業員の健康の維持・増進と会社の生産性向上を目指す手法。2008年の特定健診・特定保健指導制度の導入や事業者によるメンタルチェックの義務化が国会で審議されるなど、昨今、企業の自社従業員への健康配慮の必要性が高まっている。
 「DBJ健康経営格付」融資は、独自の評価システムにより、従業員の健康配慮の取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという「健康経営格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューである。
 従業員の健康配慮への取り組みが特に優れている最高ランクの格付けを取得している企業に、森永乳業、花王、京葉ガス、IHI、大王製紙などがある。
 また、日本政策投資銀行は、2004年より「環境格付」も行っており、環境への配慮に対する取り組みが特に先進的という最高ランクの格付けを取得している企業に、イオン、三菱製紙、神戸製鋼所、三菱ケミカルホールディングス、日産自動車、日立造船などがある。

『経済広報』(2017年6月号)
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