キユーピーの「マヨネーズ教室」

 キユーピーでは、食の楽しさと大切さを伝えることを目的とし、2002年から子どもを対象に出前授業「マヨネーズ教室」を実施している。最近の実績としては、2010年12月からの1年間で約30校を訪問した。「マヨネーズ教室」の講師はキユーピーの社員である。
 授業では、まず、おいしさを保つための容器の工夫、保存料などは使われていないのに腐らない理由、酢と植物油が卵黄の働きで乳化されてマヨネーズができることについて学ぶ。さらには野菜の大切さなどについて、ビデオの視聴も交えながら講師が話をする。次にグループに分かれてのマヨネーズ作りだ。卵を割って卵黄だけを取り出し、食塩、酢を加え、かき混ぜながら少しずつ植物油を加えていく。すると次第に状態が変化してマヨネーズが出来上がる。続いて、野菜につけて、自分たちが手作りしたマヨネーズと工場で作ったマヨネーズを食べ比べ、なぜ状態や味が違うのかということについて講師が解説する。
 こうして、身近な食品であるマヨネーズがどのようにして作られているか、加えて野菜摂取の重要性も学べるようにしている。
 試食ではきゅうりのスティックをよく使い、きゅうりが苦手と言っていた子どもがきゅうりを食べている光景もよく見られるという。また、保護者から「子どもが野菜を食べるようになった」「野菜の食べ残しが減った」という声を聞くそうだ。
 キユーピーでは「単に『楽しかった』で終わるのではなく、これがきっかけとなって子どもたちの行動が変わり、野菜に親しみを持ち、野菜好きになってもらえるようなマヨネーズ教室にしていきたい」と話している。
『経済広報』(2012年1月号)
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