P&G 水と生活の環境教室

 P&Gは、子どものころから水の大切さを理解し関心を持ってもらうため、また同社の水に関する知見を活かし、社員自らが子どもたちの環境教育の推進に貢献することを目的に、出前授業「P&G 水と生活の環境教室」を実施している。2008年9月に開始し、これまでに延べ120校、約8400人の小学生が参加した。
 授業は兵庫県内および群馬県高崎市内の小学校3~6年生が対象で、独自に開発したテキストを用いて45分間行う。はじめに、地球上で人間が飲むことのできる淡水はとても限られていることを説明し、人間が生きていくためには飲料水、生活用水合わせて1日50リットルが必要なこと、日本人はたくさん水を使用しているが、世界では水不足が深刻になっていることなどについて子どもたちは学ぶ。次に、日本は食料や衣料などの多くを輸入に頼っており、それらを作るにも大量の水を使っていることを知る。そして、自分たちの生活は世界中の水を使用することで成り立っていることを理解し、食料などに感謝の気持ちを持つ大切さを学ぶ。日本は降水量が多いわけではなく、大切な水を守るために、シャワーや歯磨き、洗濯の際の節水など、学校や家でどのように節水できるかを考え、授業の最後には「節水目標」を立てる。
 参加した子どもたちからは、「お水をもっと大切に使おうと思いました」「節水が、自分が思っていた以上に簡単にできるとわかりました」という感想が寄せられている。P&Gでは、「普段何げなく使っている水が、実はとても貴重で、大切にしなくてはならないものであることを子どもたちが理解し、自発的に工夫して節水をするようになってほしいと思って授業を行っている」と話しており、講師を務める社員も子どもたちからパワーをもらって楽しみながら参加しているという。 

『経済広報』(2012年7月号)
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