東レの理科教育支援

 東レは、イノベーションを担う科学技術系人材の育成を強化することを喫緊の課題と捉え、理工系学生に対する様々な教育支援をはじめ、高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム「サイエンスキャンプ(主催:独立行政法人科学技術振興機構)」の受け入れや公益財団法人日本科学技術振興財団を通じての「日本生物学オリンピック」支援など、科学を志す若者たちを応援してきた。
 2007年からは、子どもの理科への興味・関心が低下するといった「理科離れ」の問題に少しでも歯止めをかけるため、主に小・中学生を対象に「理科実験」と「環境教育」の2つのテーマで出張授業に取り組んでいる。授業の内容は学校の理科の教科書に合わせ、「水のろ過と地球環境を考える」「物質は水の中でどのように存在しているだろう」「水処理膜と地球環境問題との関わり」「先端材料と地球環境問題との関わり」など、東レグループの技術リソースを活用したプログラムを展開している。教えるのは当社の営業や技術、研究など、様々な部門から志願し事前研修を受けた「社員講師」で、2013年度は27の小・中学校で約2600人の子どもたちを対象に実施した。
 当社では、出張授業に加え、学校への教材提供や科学技術館での理科実験プログラムなどを実施することによって、早期の段階から子どもたちの理科への関心を喚起し、また社会的課題を解決する科学技術の可能性への気付きを促すことに注力している。

『経済広報』(2014年9月号)
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