航空運賃の1%で社会起業家を支援


 ANA(全日本空輸)は世界の社会課題の解決を支援する取り組みとして"BLUE WING"プログラムを2014年に開始した。これは、より良い世界の実現に向けて、世界中で奮闘している社会起業家(チェンジメーカー)を、ANAと利用者が連携して支援するプログラムである。米国に拠点を置く世界最大の社会起業家ネットワーク「アショカ」と協力し、現在は7名の社会起業家を応援している。
 利用者はこのBLUE WINGプログラムに以下の3つの方法で参加できる。
(1)“BLUE CLASS”:航空券を購入して支援する
(2)“MILE DONATION”:マイルを提供して支援する
(3)“SHARE”:SNSでストーリーを拡散して支援する
 エコノミー・ビジネス・ファーストというこれまでの座席クラスの概念を超え、いずれのクラスでも“BLUE WING”サイトを経由して航空券を購入する、それがBLUE CLASS。そのBLUE CLASS航空運賃の1%がチェンジメーカーのフライト代になる。彼らは、世界的社会課題解決に向けて、世界各地で活動しているが、彼らの活動にかかるフライト代は膨大なものだ。それを支援し、彼らの資金をできるだけ活動そのものに使ってもらおうという仕組みだ。ANA広報部は「社会の発展と夢あふれる未来創りの一翼を担い、貧困・医療・自然災害などといった世界の社会的課題解決へ、エアラインだからこそできる形で取り組んでいる」と話している。

『経済広報』(2017年6月号)
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