みずほフィナンシャルグループの「金融教育支援」

 みずほフィナンシャルグループは、将来を担う子どもたちに、社会生活と深い関わりのある金融について、基礎的な知識と関心を持ってもらうため、出前授業を行っている。対象は小・中・高校・特別支援学校などで、2006年7月から開始し、これまでに延べ258回、1万1407人が参加している。
 プログラムの一例では、まず、社会における銀行の役割について説明する。具体的には、銀行はお客さまのお金を預かり、お金を必要としている個人や企業などに貸し出すことによって、社会におけるお金の流れを円滑にし、経済全体を支える重要な役割を担っていることについて説明する。その後、子どもたちに銀行員になってもらい、幾つかの事例についてお金を「貸す」「貸さない」の判断をする「貸出ゲーム」を実施。判断の理由を発表してもらった後、講師である社員が判断のポイント、特に信用が重要であることを解説する。
 参加した子どもたちからは、「世の中のお金の流れが分かった」「お金を預けるのも貸すのも、信用があってこそで、信用が大切であることが分かった」といった感想が寄せられている。
 同グループは、2006年に東京学芸大学と金融教育に関する共同研究プロジェクトを立ち上げ、それぞれが持つ専門性やノウハウを生かして、実践的な教育ツールの開発や金融教育の普及に取り組んでいる。出前授業についても、このプロジェクトの成果を生かして実施している。
 同グループは、「金融教育の支援は、本業の経営資源を生かして行うことができる、金融機関ならではの取り組みであると考えている。出前授業などを通じて、これからも、子どもたちの『生きる力』の育成に貢献していきたい」と話している。

『経済広報』(2012 年10月号)
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