セメント協会のキッズコーナー

 セメント協会の「ジュニアのための豆ちしき セメント宝島大ぼうけん」(http://www.jcassoc.or.jp/cement/1jpn/jr.html)は、“結合材”として様々な場面で活躍しているセメントについて幅広く学ぶことができる。
 セメントの歴史ゾーンでは、約9000年も前の新石器時代にさかのぼるといわれるセメントの歴史を知ることができる。現在、ビルや橋などに使われている「ポルトランドセメント」という高品質セメントは、18世紀の産業革命時代に英国で発明されたことや、日本では、1875年にセメント産業が確立したことなどが分かる。
 セメントのできるまでゾーンでは、セメントの原料から出荷されるまでの生産工程を、写真とイラストで解説。セメント原料の7~8割を占める「石灰石」は、中国地方や九州地方など、国内にある鉱山で主に採掘されていること、また原料を最高1450度という高温で焼成することで、水を混ぜると固まる性質を持つ素材に変化することなどを学んでいく。
 コンクリートのかたちゾーンでは、混同されやすい「セメント」と「コンクリート」の違いを取り上げ、「セメントペースト」「モルタル」「コンクリート」というセメントの3種類の形と、それぞれの作り方や使われ方を詳しく説明している。
 かんきょうにやさしいセメントゾーンでは、日本のセメント生産のエネルギー効率は世界で最も優れていることをはじめ、都市ゴミ焼却灰や下水汚泥を主原料とした「エコセメント」の生産が2001年に開始され、廃棄物問題解決への貢献が期待されていることなど、日本のセメント産業の環境への取り組みを知ることができる。
 そのほか、日本におけるセメント生産量の推移や、コンクリートが固まる原理なども紹介している。現在の生活を支えるセメントについて、あらためて多くの発見ができるサイトだ。

『経済広報』(2013年8月号)
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