日本乳業協会の食育授業

 日本乳業協会は、牛乳や乳製品についての知識の普及啓発に関する事業の一環として、牛乳や乳製品の食文化の育成を目的とした食育授業を行っている。2010年4月に開始し、2012年度には231回の授業を行い、1年間で合計1万6000人の小・中・高校生が参加した。
 このプログラムでは、生活科、家庭科、食育、あるいは保健の授業などに関連する内容の授業を行っている。授業メニューは、要望に合わせて時間や内容を選択できるようになっている。中には、ビデオや講義資料を使いながら、牛乳にはたんぱく質とミネラルが豊富に含まれるなど、牛乳の栄養について学び、乳製品にはどのようものがあるかを子どもたちと共に考えた後、手作りバター体験や料理実習を通して、牛乳や乳製品に親しみを持ってもらおうというプログラムなどがある。また、やなせたかしさん作成のイラストを使った、「1日に3回、または3品の乳製品を摂ろう!」という3-A-Day(スリー・ア・デイ)活動があり、これは牛乳や乳製品による健康増進を図ることを目的としたもので、食育授業の中でも積極的に進めている。さらに、キャラクターシールや子どもたちの学年に合わせた刊行物を使用し、興味を持ってもらえるように工夫もしている。
 参加した子どもたちからは、「牛乳の栄養について、よくわかった」「もっと牛乳を飲もうと思った」などの感想が寄せられている。
 日本乳業協会では、「食育授業は東京地区と関西地区に限定されているが、6月時点でほぼ年間の予定が埋まり好評をいただいている。ほかの地域からのご要望に応えるため、日本PTA全国協議会の推薦をいただいた『わくわくどきどきミルク教室』の授業内容をまとめたDVDを作成し、協会の会員に配布できるよう準備をしている」と意欲的に話している。

『経済広報』(2013年9月号)
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