ANAグループ社員による「出張航空教室」

 ANAグループは国内の小中学校や海外の日本人学校などを対象に、パイロットや客室乗務員を中心とした社員による航空教室を開催している。
 企業セミナーなど大人を対象とした航空教室も開催しており、パイロットの操縦席での仕事の様子や客室乗務員の出発前の準備の様子など、現役社員が紹介し好評を博している。
 2013年度は、計60回以上開催され、約3000人もの子どもたちが参加した。東日本大震災の影響の残る宮城県石巻市の小学校や南三陸町の仮設住宅で開催するなど、単なる航空教室の枠にとどまらない広がりを見せている。
 航空教室では、写真や映像を使い、飛行機が飛ぶ仕組みや、パイロット、客室乗務員の仕事について、現役のパイロットや客室乗務員が分かりやすく紹介している。クイズや記念撮影など、参加者が楽しめる工夫が凝らされ、毎回盛り上がりを見せている。
 また、「福島県の子どもたちに元気になってもらいたい」との趣旨で、福島県と連携し、復興支援の一環としての航空教室も行われ、パイロット、客室乗務員、整備士、グランドスタッフなど、各職種の社員が計29校の福島県内の小中学校を訪問し、合わせて約1800人もの子どもたちが参加した。
 「安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献します」というグループ経営理念の下、航空教室を続けている。パイロットや客室乗務員が自身の体験談を交え、飛行機をより身近に感じてもらえるような内容となっており、ほかの乗り物にはない飛行機の素晴らしさや楽しさを感じていただきたい、また、子どもたちみんなにチャンスがあるので、将来の職業としてぜひパイロットや客室乗務員を目指してほしいと思っている。福島県で行った航空教室に参加した当社グループ社員も、福島の小中学生の皆さんとの交流により、自分たちが果たすべき役割の重要性をあらためて実感している。今後も、航空教室を通じて、子どもたちの将来の夢を描くお手伝いをしていきたい。

『経済広報』(2014年8月号)
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