ファミリーマートの出前授業

 ファミリーマートは、自社の環境への取り組みや、社会インフラとしてのコンビニの役割、さらには働くことや仕事の意義について伝える出前授業を行っている。対象は中学生、高校生で、2011年7月に開始し、延べ1100人が参加している。
 学校のキャリア教育支援を目的に授業では、ファミリーマートの概要や、店舗と本部それぞれの役割などに加え、社会貢献の事例(募金やベルマーク運動への協力、災害時や緊急時の支援場所としてのコンビニの役割)を紹介する。また、働く理由や働くことの大切さのほか、現場での苦労話や学生時代にやっておいた方がよいことなどを伝える。同社では、学校側の要望を聞いて内容を検討し、出前授業の後、店舗での職場体験の受け入れも行い、生徒たちに働くことをより実感してもらえるよう工夫している。
 参加した生徒からは、「東日本大震災の時、スタッフさんの行動で多くの人が安心したことや募金活動などに感心した」「世界進出していることや、接客時に心掛けていることなどいろいろなことを知ることができた」との感想が寄せられている。
 ファミリーマートは、「生徒の皆さんはコンビニに非常に興味を持っている。先生からはコンビニのイメージが変わったという感想をいただいた。これからも生活に身近なコンビニとして、様々な方々と直接対話する場を大事にしていきたい」と話している。
 東日本大震災では、コンビニはいち早く流通体制を回復させて社会インフラとして広く認知された。コンビニの社会的機能を学び、働く人の話を聞いたりすることで、生徒たちは働くことを身近に感じることができるのではないだろうか。

『経済広報』(2012年9月号)
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