小林製薬の復興支援出張授業

 小林製薬は、今年の夏休み期間に、東日本大震災復興支援活動の一環として、被災地の子どもたちに笑顔を広げ思い出づくりを応援する出張授業を行った。宮城県の小学校3校で実施し、延べ194人が参加した。
 出張授業のテーマは「芳香・消臭剤のひみつ」。まず、生活の中の臭いのメカニズム、芳香剤と消臭剤の違い、消臭のメカニズムについて説明。その後、5種類の“香りの素”から好きな香りを選び、自分だけのオリジナルの芳香剤を作り、持ち帰って楽しんでもらうものだ。
 同社は、長年培った事業分野での知見を活かし、社員からボランティアを募集してこの授業を実施した。家族にも参加してもらうなどして、少しでも楽しい時間を過ごしてもらえるように工夫している。
 参加した子どもたちからは、「初めて作ったけれども面白かった。部屋で使いたい」「芳香・消臭剤の中に入っている材料や、作り方が分かり面白かった」といった感想が寄せられている。
 また、小林製薬は、2009年11月から理科離れ防止とモノづくりを支える人材育成を目的にした大阪市教育委員会が主催する「なにわっ子育成理科授業」に参画しており、これまでに延べ639人の小学生を対象に実施している。理科授業も継続して実施するが、それに加えて、これからも「人と社会に素晴らしい『快』を提供する」という経営理念の下、被災地の人々の「“あったらいいな”をカタチにする」復興支援活動を行っていくとしている。
 小林製薬は「震災復興には、子どもたちの元気が一番大切であると考えている。少しでも辛い震災を忘れ、楽しい思い出をつくることで、子どもたちが笑顔で元気になってほしいと願っている」と話している。

『経済広報』(2012年12月号)
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