日本損害保険協会の取り組み~損害保険の普及・啓発~

 日本損害保険協会では、高校生から一般消費者を対象に、身の回りのリスクについて考えてもらい、経済的な備えとしての損害保険の理解を深めてもらうための出前講座を無料で行っている。最近では全国の国立大学などで、損害保険に関する法律、損害保険の種類や販売方法、業界の現状と展望といった幅広いテーマで半期の連続講座を行っている。 
 2014年度は北海道大学や一橋大学をはじめ18大学で19講座を実施、2015年度からは、名古屋大学と大阪大学でも開講する。消費生活相談員との勉強会などにも講師を派遣しており、2013年度の派遣件数は合計で618件に達する。高校生対象には、先生自らが授業の中で損害保険の仕組みや役割を教える「授業実践プログラム」を提供している。2013年度は全国約240の高校で取り上げられた。
 そのほか、金融教育とは異なるが、地震・台風などの災害から命や財産を守るための防災教育や自転車事故を起こさないための交通安全教育なども行っており、年代ごとに必要なカリキュラムと教材を用意している。小学校低学年にはカードゲームを通じ、自分の身を守るための動作を楽しみながら身に付けることのできる「ぼうさいダック」、小学生がまち歩きとマップ作りを通じて防災意識を高める「ぼうさい探検隊」、中学生以上には防災リーダーとして地域の防災・安全を担う力を養う「防災教育カリキュラム」などがある。

『経済広報』(2014年4月号)
pagetop