雪印メグミルクの食育活動

 雪印メグミルクでは、企業理念にうたわれている「消費者重視経営」を具現化する取り組みのひとつとして食育活動を行っており、食育基本法の考えに則して「食べ物を選ぶこと」「食べ物の味が分かること」「料理ができること」「自分の体を大切にできること」「食べ物の命を感じること」を5つの大切なことと定めている。
 代表的な活動としては、小中学校への出前授業、大人向けのチーズ・ヨーグルトセミナー、料理講習会、工場見学などがある。また、グループ企業である「雪印こどもの国牧場」において、乳牛へのエサやりや乳搾りなどによる触れ合い体験を行うことで、酪農現場から食卓までの一貫した食育を推進している。
 特に出前授業では、給食に出てくる牛乳が成長期の子どもたちにとって、大切な栄養のひとつであるカルシウムを手軽に摂取するのに優れた食品であることを中心に伝え、また、牛乳は母牛からもらう“命の恵み”であり、大切に飲まなければいけないことを感じてもらうことに主眼を置いている。
 過去の出前授業実施校のアンケートからは、これまで給食の牛乳の飲み残しがあったと回答した学校のうち約65%に改善が見られた。また、「普段飲めない子どもが残さないように努力していた」など、子どもたちの態度変容も報告されており、食育活動は、子どもたちの「食」に関する意識に効果的であることが読み取れる。今後も、食育活動を通じ、国民の心身の健康づくりに寄与していきたい。

『経済広報』(2015年5月号)
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