リニア・鉄道館の教育活動

 JR東海では、教員による日本最大級の教育研究団体「TOSS(トス)」の有志らが作成した東海道新幹線を題材とした小学生向けの教材を「リニア・鉄道館」(愛知県名古屋市)のホームページを通じて公開している。
 昨年12月、「TOSS」の先生方を中心とする「環境教育セミナー」にJR東海の広報関係者が参加し、東海道新幹線の環境技術などについて講演したところ、先生方から大きな反響があった。これがきっかけとなり、JR東海では、TOSSの先生方と共に鉄道を題材にした学校教育への活用に向けて意見交換を重ね、今回、小学生向けの教材を数多く作成した。
 教材は(1)新幹線の技術や歴史、(2)新幹線の環境を守る技術、(3)新幹線で働く人々の仕事内容、(4)新幹線から日本地理を学ぶ、(5)新幹線すごろくやかるた、といった5つのテーマがあり、理科・社会・総合・道徳などの教科を楽しく学んでもらえるよう、様々な工夫がなされている。
 同館では、8月25日閉館時間後に、小学校の先生を対象とした「先生のための夏休み鉄道教室」を開催し、館内見学と意見交換を実施した。また、学校教育団体向けのサービスとして、スタッフによる概要説明プログラムやワークシートなども用意し、同館のホームページで紹介している。さらに子どもから大人まで楽しみながら鉄道のことを学べるイベントを、それぞれの時期でメニューを替えながら開催している。
 同館は、「子どもたちが身近な『鉄道』を通して、高速鉄道の分野の日本の高い技術力や、それを支える人たちの仕事を分かりやすく学ぶことで、自分の将来について考えるきっかけにしてほしい」としている。

『経済広報』(2015年9月号)
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