「なでしこ銘柄」女性活躍推進の45社を発表

 経済産業省は、東京証券取引所と共同で、女性活躍推進に優れた上場企業45社を「なでしこ銘柄」に選定した。2012年度の開始から今回で4回目となる。「なでしこ銘柄」は、女性が働き続けるための環境整備を含め、女性人材の活用を積極的に進めている企業を業種ごとに紹介している。選定された企業は、「多様な人材を活かすマネジメント能力」や「環境変化への適応力」があるという点で「成長力のある企業」と評価され、中長期の企業価値向上を重視する投資家にとって魅力ある銘柄と考えられている。
 これまでは東証一部上場企業の中から選定していたが、今回は東証二部、マザーズ、JASDAQを含む全上場企業に広げ選定した。女性活躍推進を成長力に繋げるためには、経営戦略への位置づけを含む経営層のコミットメントが特に重要であることから、今回のスコアリング基準はこの点が重視された。また、女性のキャリア促進や仕事と家庭の両立支援への取り組み、ROE(自己資本利益率)などが評価された。
 今回は、4年連続で選ばれた日産自動車、東京急行電鉄、KDDIのほか、カルビー、アサヒグループホールディングス、積水ハウス、ダイキン工業、日立製作所、ブリヂストンなどが選定された。また、合計銘柄数は前年から5社増加し、日本たばこ産業、ワコールホールディングス、JSR、アステラス製薬、神戸製鋼所、富士電機、富士通、中部電力、伊藤忠商事、みずほフィナンシャルグループなど18社が新たに選ばれた。

『経済広報』(2016年6月号)
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