学校運営における活用事例[3]

KT法で校内研究会を活性化する!

研修先企業名 富士フイルム株式会社 研修時期 8月17日~8月19日
教員名 中井町立井ノ口小学校 教頭 山﨑 恵美子 先生
活用方法 教員19名を対象に校内研究会で活用 活用した日 9月~10月

活用した企業プログラムと実施に至るまで

 富士フイルムの研修で、合理的な問題解決・意思決定の思考スキルである「KT法」を用いた思考プロセスを体験しました。これは、まずゴール(達成目標)を明確にし、そのゴールに向けてみんなで意見を出し合います。
そして、より良い方策を見つけて共有化し、実践のレベルに落とし込んでいくという手法です。この手法が、本校で行っている校内研究会で応用できると考え、活用しました。

【活用方法の詳細】

 校内研究会では「いかによい授業をつくるか」を教員みんなで真剣に協議しています。
その際、今までは「提案授業」についての振り返りを行い、改善点を話し合って、今後の授業に活かすという分析の仕方をしてきました。この場合、協議は参観した提案授業の様子を話し合うことから始めていました。

 今回はその分析手法にKT法を活用し、「最初に定めたゴール(分析の視点)」を全員で確認してから協議を始めました。そして、ゴールの達成状況はどうだったか、または、どうすれば達成できたか(できるのか)について、具体的な方法を検討するという仕方に変更しました。
 これによって、従来までと分析の流れがまったく逆になり、目的意識をしっかりと持ちつつ、前提に縛られない自由な発想のもとで「よい授業とはどうあるべきか」を話し合うことができるようになりました。
 この結果、次のような成果が得られました。

(1)目指すべきゴールがより明確になった。
(2)各教員の参加意欲がさらに高まり、研究協議の 活性化が図れた。
(3)授業の振り返りが、今まで以上に具体的にできる ようになった。
(4)個別の事象だけでなく、学年や学校全体で共有で きる内容がたくさん得られた。(子どもたちの意見 を拾い上げる「発問」の手法や資料の扱い方など)

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山﨑先生の感想

 これまでも校内研究会の活性化には力を入れて取り組んできましたが、研修で学んだKT法はこの研究会ですぐに活用できました。そして実践してみて、いかに有効な思考プロセスかがよく分かりました。今後はこの手法を学校内の危機管理研修(学校事故防止会議)などの場でも活用していきたいと思います。

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