『経済広報』(2012年4月号)掲載
企業・団体のCSR活動
第一三共の移動診療サービス
~移動診療車で世界の人々に健康で豊かな生活を~
第一三共(株)
成田市立下総中学校で出張演奏するベルリン・フィルのアーティスト予防接種を受けるカメルーンの乳児
(写真提供:プラン・ジャパン)
■お問い合わせ先
コーポレートコミュニケーション部
TEL:03-6225-1126 
■HP
http://www.daiichisankyo.co.jp/csr/medicalaccess/
 第一三共は、グローバルに事業を展開する製薬企業として、CSR(企業の社会的責任)活動の重点課題のひとつに「国際的視野での医療アクセスの拡大」を掲げ、2011年度からインド、カメルーン、タンザニアで移動診療サービスを実施している。移動診療車の機動性を活かし、医療施設から離れた地域に暮らす人々に対して、基礎的医療や、予防接種、妊産婦・乳幼児健診などの保健活動を行っている。
 5年間に定めた活動期間での具体的な成果目標は、乳児・妊産婦死亡率の50%削減(インド)、予防接種者数約23万人、妊産婦検診数約14.4万人(カメルーン、タンザニア)など。国連が地球規模の課題として示した8つのミレニアム開発目標のうち「乳幼児死亡率の削減」「妊産婦の健康の改善」「HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延(まんえん)防止」の達成への貢献を目指している。
 インドでの活動は、全体的な主導を第一三共が、現地の行政や病院などとの調整を連結子会社であるランバクシー・ラボラトリーズが、そして活動の執行・管理をランバクシー社が設立した非営利団体が担い、3者の協働で進められている。2台の移動診療車、また、ドクターや医療スタッフ、様々な医療ツールの準備などを経て、2011年11月に、マディア・プラデーシュ州デワス県でのサービスを開始した。
 カメルーン、タンザニアでの活動は、国際NGO「プラン・ジャパン」の協力を得て、現地行政・医療従事者と連携して進めている。最寄りの保健センターに行くのに片道2、3時間かかるような村を巡り、乳幼児の定期健診や予防接種などを実施している。乳幼児や妊産婦の死亡率を、より効果的に下げるため、医療従事者へのトレーニング、定期健診や予防接種に関する妊産婦の意識啓発を併せて行っている。
インド・デワス県での活動開始を祝うイベントの様子
インド・デワス県での活動開始を祝うイベントの様子
カメルーンでの巡回医療活動の足となる車両
カメルーンでの巡回医療活動の足となる車両
(写真提供:プラン・ジャパン)

(国内広報部主任研究員 小寺隆夫)
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