『経済広報』(2012年11月号)掲載
企業・団体のCSR活動
神戸スウィーツ・コンソーシアム
日清製粉(株)
2012年度第1回講習会(仙台)で指導する「モロゾフ」の八木淳司マイスター
2012年度第1回講習会(仙台)で指導する「モロゾフ」の
八木淳司マイスター

■お問い合わせ先
(株)日清製粉グループ本社
総務本部広報部

■HP
http://www.nisshin.com/csr/philanthropy/society
/challenged.html

 日清製粉グループ日清製粉は、社会福祉法人プロップ・ステーションと共に、パティシエ(菓子職人)を志すチャレンジド(障がいのある人)を支援するプログラム「KSC(神戸スウィーツ・コンソーシアム)」を主催している。
 KSCは、チャレンジドの就労促進や雇用創出を目指すプロップ・ステーションが、洋菓子発祥の街といわれる神戸からチャレンジドの菓子職人を育てようと企画した試み。プロップ・ステーションの呼び掛けの下、日清製粉をはじめとする企業、一流パティシエ、行政がパートナーシップを組み、2008年にスタートした。
 KSCは、パティシエやブーランジェ(パン職人)としてのスキル習得・向上への意欲溢れるチャレンジドを募り、一流のパティシエが直接指導するお菓子づくりの講習会を年6回開催する。日清製粉は、お菓子づくりには欠かせない小麦粉などの原材料を提供するだけでなく、講師のパティシエや受講生が作業しやすい環境を整える裏方として、会場や技術スタッフも提供している。
 発足後、神戸を含む各地で開催され、昨年度にはクラウド・コンピューティングとブロードバンド回線を使い、神戸市、岡山県、愛知県の会場を結んで同時学習が行われた。
 5回目となる今年度は、東京と仙台で同時開催。震災で全壊し、今年5月に再建したばかりの食品卸会社東北石川食料の新社屋が会場だ。仙台で開催することにより、被災地復興と被災地のチャレンジドの就労を後押しする。昨年度と同様に、仙台・東京の各会場から映像を配信し、2会場のチャレンジドが同時学習する遠隔講習を実施している。
 日清製粉では、業務用小麦粉のプロモーションとして普段からパンやお菓子づくりの講習会を開催しており、KSCはそのノウハウが生かせる、本業の延長線にある活動だ。様々な食品に姿を変える原材料としての小麦粉が、チャレンジドと社会を繋げる役割となることを目指して、今後も日清製粉はパティシエの輩出を支援していく。

東京会場では「ノイエス」の野澤孝彦シェフが指導
東京会場では「ノイエス」の野澤孝彦シェフが指導
「ノリエット」の永井紀之シェフによる講評
「ノリエット」の永井紀之シェフによる講評

(国内広報部主任研究員 小寺隆夫)
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