『経済広報』(2013年2月号)掲載
企業・団体のCSR活動
国際的な社会課題の解決に貢献するユニ・チャームの海外事業
ユニ・チャーム(株)
女性が働くタイの生産ライン
女性が働くタイの生産ライン

■お問い合わせ先
広報担当 
TEL:03−6722−1019

■HP
http://www.unicharm.co.jp/csr-eco/

 ユニ・チャームは、1984年の台湾での生産・販売開始を端緒に、韓国、タイ、サウジアラビア、中国、インドネシアなど、アジア各国、中東エリアに事業を展開している。これらの国々で、生産や販売の各場面に女性を登用して直接的な雇用の拡大と、生理用品や紙おむつなどの普及を通じて女性の社会進出に貢献している。現在、アジア各国の生産ラインにおける女性比率は8割に達し、また、約4000人の女性が販売員として活躍。これらのエリアで働く女性社員は、協力会社社員も含めて全体の6割、約1万人に上る。
 2012年5月、サウジアラビアで、労働省の支援を受けて初めての女性だけによる工場での生産活動を開始した。同国における女性の社会進出・地位向上の大きな契機になると期待されている。インドネシアなど成長過程にある国々では、中・低所得者層向けの手頃な価格の製品の開発に努め、安心で衛生的な生活の実現に貢献している。
 2012年10月、こうしたユニ・チャームの海外事業が、UNDP(国連開発計画)が主導する「BCtA(ビジネス行動要請)」の取り組みとして承認された。BCtAは、企業・政府・開発援助機関で構成されるグローバルな会員ネットワーク。商業的な成功と持続可能な開発を同時に追求するビジネスモデルの促進に努め、MDGs(ミレニアム開発目標)の達成を目指している。同社の取り組みは、MDGsの8つの開発目標のうち、特に目標3(ジェンダー平等推進と女性の地位向上)の達成に貢献するものとして高く評価されている。
 ユニ・チャームは、2012年3月期に、5期連続で営業利益が過去最高を更新した。参入しているアジア主要各国での高成長が業績を牽引し、海外売上高構成比は過去最高の46.9%となった。今後も同社は、需要の拡大が続くアジア、中東、北アフリカ地域での事業拡充により成長を遂げながら、こうした地域の女性の社会進出、生活向上などに貢献していく考えだ。 

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商品配送部隊として活躍するベトナムの女性
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(国内広報部主任研究員 小寺隆夫)
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