『経済広報』(2013年3月号)掲載
企業・団体のCSR活動
コカ·コーラ 復興支援基金
日本コカ・コーラ(株)
見て触って自然エネルギーの仕組みを実感する生徒たち
(宮城県白石市立白石第一小学校)
見て触って自然エネルギーの仕組みを実感する生徒たち
(宮城県白石市立白石第一小学校)

■コカ·コーラ 復興支援基金 活動のご報告
http://www.cocacola.co.jp/info/donation/index.html

 日本コカ・コーラと、製品の製造・販売を行うボトリング会社や関連会社などで構成されるコカ・コーラシステムでは、ザ コカ・コーラ カンパニーが総額約25億円を拠出して設立した「コカ・コーラ復興支援基金」の活動を通じて東日本大震災の復興を支援している。
 同基金は、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団内に設立され、財団の活動理念に基づき、被災した子どもたちの生活復興に必要とされる教育施設をはじめ公共施設の建設などに活用されている。
 その支援活動のひとつが、被災した公立小中学校への、防災対応機能を備えた太陽光発電設備および蓄電池の設置に関する費用の助成だ。2011年9月から2014年3月にわたり3期に分けて、総計50校への太陽光発電などの設置を支援する。学校設備の省エネ化への貢献はもちろん、見て触れることができる環境教育の教材として、さらに万一の際の避難所となる学校の非常用電源としても役立てられる。
 岩手県では、将来を担う青少年の育成を支援したいという県の要望に応じて、沿岸被災地域の県立高校3校、特別支援学校2校へ、2012年10月にスクールバス5台を贈呈した。実習場所(実習船保管庫や農場)への移動や通学に用いられる。寄贈に合わせて、在校生が参加できるバスのデザインコンテストを実施。優秀賞のデザインがラッピングされた個性的なスクールバスとなった。
 中高校生の海外ホームステイ研修プログラムの提供も、基金の代表的な取り組みのひとつ。日米両国政府と米国の非営利公益法人である米日カウンシルが主導する「TOMODACHIイニシアチブ」に賛同し、被災した高校生を米国へ派遣する「TOMODACHIサマー コカ・コーラホームステイ研修プログラム」を展開している。

 初年度の2012年は60人を派遣。被災地のこれからを担う高校生が、ホームステイ、首都ワシントンD.C.の見学、英語研修などを通じて米国の文化・社会を体験した。2013、2014年は、それぞれ120人に増員する予定だ。同基金は、2012年夏には、日本学生協会基金や財団法人国際青少年研修協会などの協力を得て、中学生を対象とする英国へのホームステイ研修プログラムも実施している。  

基金から寄贈されたバスのデザインは在校生の発案
基金から寄贈されたバスのデザインは在校生の発案
2012米国ホームステイ研修プログラムの様子
2012米国ホームステイ研修プログラムの様子

(国内広報部主任研究員 小寺隆夫)
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