『経済広報』(2013年4月号)掲載
企業・団体のCSR活動
日本損害保険協会の「ぼうさい探検隊」
一般社団法人 日本損害保険協会
インタビューも交えながら、まちの特徴や防災・交通安全などに関する設備をチェック
インタビューも交えながら、まちの特徴や
防災・交通安全などに関する設備をチェック
■生活サービス部 安全安心推進グループ
TEL:03−3255−1294
■HP
http://www.sonpo.or.jp/protection/bousai/

 事故が起きた時の経済的な損害を補償するのが損害保険だが、もし事故が頻発すれば保険料は高騰し、その優れた仕組みも維持できなくなる。事故・災害の少ない安全で安心な社会が、損害保険の健全な発展の大前提だ。日本損害保険協会(損保協会)は安全・安心な社会の実現に貢献する様々な防災啓発・教育事業に取り組んでいる。
 「ぼうさい探検隊」もその取り組みのひとつ。子どもたちが楽しみながら、まちを探検し、まちにある防災、防犯、交通安全などの施設・設備を発見して、マップにまとめる実践的安全教育プログラムだ。マップ作成後は、発表を通して、まちのどこに、どんな危険箇所や安全への備えがあるかを振り返る。
 損保協会は、プログラムを実施する際のヒント、アドバイスをまとめた「実施マニュアル」や解説DVD、マップ作成用の文具などの「実施キット」を用意し、実施する小学校・団体に提供する。プログラムは、小学校の授業、子ども会の防災訓練、ボーイスカウト・ガールスカウトでの野外活動などで活用されている。まちなか探検で気付いた危険箇所を自治体に示し、実際に壊れかけた塀などが改善された例もある。また、マップが縮小されて地域に配布されたり、自治体の広報誌に取り上げられたりするなど、広く地域の安全意識の向上にも役立っている。
 損保協会では、こうしたマップを対象にコンクールを実施している。2012年度の第9回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」では、全国417の学校・団体で約1万3000人の子どもたちが取り組み、過去最多となる2018の作品が寄せられた。2011年3月の東日本大震災を経て、この活動への関心は一層高まっているようだ。
 損保協会は、今後も「ぼうさい探検隊」の普及に努め、子どもたちから広がる地域の安全・安心への取り組みを支援していく、としている。  

日本ボーイスカウト埼玉県連盟草加第7団「チームせんべい」作の交通安全マップ
日本ボーイスカウト埼玉県連盟草加第7団
「チームせんべい」作の交通安全マップ
撮った写真や情報を使って、まちの危険箇所、安全設備を示すマップを作成
撮った写真や情報を使って、まちの危険箇所、
安全設備を示すマップを作成

(国内広報部主任研究員 小寺隆夫)
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