『経済広報』(2013年9月号)掲載
企業・団体のCSR活動
ヤンマーミュージアム
ヤンマー(株)
タンザニア・キリマンジャロ州の中等学校での寄贈式典の様子
ヤンマーミュージアムの外観
■お問い合わせ先
ヤンマーミュージアム
TEL:0749-62-8887
FAX:0749-62-8780
■HP
http://www.yanmar.co.jp/museum/
 ヤンマーは、創業100周年記念事業の一環としてミュージアムの設立を計画。2013年3月、創業者・山岡孫吉生誕の地である滋賀県長浜市に「ヤンマーミュージアム」を開設した。
 建築デザインは、同社の3つの事業領域である、建設機械やエネルギーなどの「都市」、農業機械・施設などの「大地」、マリンエンジンやボート、小型漁船などの「海洋」を意識し、水盤・屋上緑化・ガラスとコンクリートのボックスで構成されている。ガスエンジンによる空調システムや、ガス燃料による発電と同時に温水を作るコージェネレーション・システムなど、同社製の省エネ機器を採用し、環境にも配慮した。
 エントランスに入ると、大きなディーゼルエンジンが展示されている。ディーゼルエンジンの小型実用化という山岡孫吉の偉業をたたえ、約100年前にドイツ・MAN社より寄贈されたものだという。
 1階の展示室に進むと、様々な農業機械や建設機械が並ぶ。ここでは都市・大地・海洋のフィールドで、食作りとエネルギー変換が進化してきた過程を紹介している。来場者は実際に建設機械などに乗り込んで操作し、農業、街づくり、漁業といった、暮らしに密接に関わってきた同社の技術を体験することができる。
 2階のエンジンギャラリーには、往年の名エンジンが展示されており、エンジンの進化が楽しめる。また屋上には、琵琶湖岸の環境を再現したビオトープや、コージェネレーション・システムを利用した足湯が設置されている。
 エンターテインメントと学習が融合し、「ここにしかない感動」にこだわるヤンマーミュージアム。オープンから2カ月半で約3万5000人が来場した。
寄贈先のウガンダの小学校の子どもたち
開放感あふれる屋上のビオトープ
寄贈式典に出席した岡田眞樹大使(左から2番目)と京セラ社員の東氏(左から3番目)
ドイツ・MAN社より寄贈された世界最古の
ディーゼルエンジン

(国内広報部専門研究員 鈴木恵理)
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