『経済広報』(2014年2月号)掲載
企業・団体のCSR活動
日清製粉グループの「製粉ミュージアム」
日清製粉グループ
キリンのグローバルな取り組みを紹介するグローバルウォール
新館には新旧の製粉機械が展示されている
■お問い合わせ先
製粉ミュージアム
TEL:0276-71-2000
FAX:0276-71-2300
■HP
http://www.nisshin.com/museum/
 日清製粉グループが創業の地である群馬県館林市にオープンした「製粉ミュージアム」が、昨年11月に1周年を迎えた。
 小麦・小麦粉をテーマにした世界的にも貴重なミュージアムで、日清製粉グループの歴史や最新の製粉技術、そして身近な小麦粉についての様々な情報を紹介している。
 ミュージアムの「本館」は、創業期の工場本館を解体・移築したもので、1910年に建設された歴史的価値の高い洋風建築物だ。ミュージアムのオープンに合わせて最新の免震設備で耐久性を向上させた。館内には、創業者である正田貞一郎氏ゆかりの品々や創業時の貴重な資料が展示されており、同社の歴史と伝統を知ることができる。
 「新館」では最新の製粉技術などが紹介されている。展示は“シンプル”を心掛け、情報は全てタッチパネルやパノラマシアター内にデジタル化して格納。小麦を砕くロール機や、ふるいをかけるシフターを実際に触れながら見ることができる。また、原料の小麦は他の農産物同様、天候などに左右されるため、たんぱく質やでんぷんの量と質が毎年一定とは限らないが、小麦粉として常に一定の品質を保ち出荷するための同社独自の製粉技術と、ものづくりの精神を知ることもできる。  
 壁に設置されたタッチパネルには子どもも楽しめるクイズや情報が入っており、小麦粉に関する様々な豆知識を学ぶことができる。またパノラマシアターでは、国内最大規模の鶴見工場の最先端製粉工程を、ミニチュア模型を所定の位置に動かすことにより臨場感あふれる映像で楽しむことができる。
 敷地内には「三光の庭」をテーマとした美しい日本庭園が整備され、四季折々の風情を感じることのできる憩いの場として来館者を楽しませている。同施設は、施設全体の調和と、地元の観光資源や社会教育資産として価値ある企業ミュージアムであることが高く評価され、2013年度のグッドデザイン賞を受賞している。
 小麦粉粘土を用いたワークショップの開催や社会科見学の受け入れも行っており、今後も消費者に身近なミュージアムとして運営していく方針だ。
みんなでつくろう キリンこれからの国”にはメッセージが投稿できる
“パノラマシアターでは模型を動かすことで
出荷されるまでの製粉工程を学ぶことができる
ガーデンテーブルでは品質にこだわる同社のものづくりを紹介
本館には創業者の正田貞一郎氏が欧米から買い付けた
ロール機をはじめ貴重な資料が展示されている

(国内広報部専門研究員 鈴木恵理)
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