『経済広報』(2014年6月号)掲載
企業・団体のCSR活動
東武鉄道の「東武博物館」
(一財)東武博物館
郷愁を誘う電気機関車(ED5010形5015号)(左)とキャブオーバーバス(右)
郷愁を誘う電気機関車(ED5010形5015号)(左)と キャブオーバーバス(右)

■お問い合わせ先
TEL:03−3614−8811

FAX:03−3614−8814

■HP
http://www.tobu.co.jp/museum/

 東武鉄道が創立90周年を記念して1989年に設立した東武博物館は2009年にリニューアルされて、今年、開館25周年を迎えた。
 同館には、時代のニーズに合わせて造られた実物車両12両が、引退後も大切に保存され、館内外に展示されている。東武鉄道の出発点となった蒸気機関車(B1形5号)が、英国から輸入された当時のままに復元され、均整のとれた優美でダイナミックな姿を見せている。
 また、東武鉄道の電化に伴う初の電車である木造電車(デハ1形5号)、往年の名特急車1720系デラックスロマンスカー、キャブオーバーバスなど、展示物はどれも郷愁を誘う貴重なものだ。
 人気の高い電車のシミュレーションのコーナーでは、フルハイビジョンの迫力ある映像を使って実際の運転席で運転を体験することができる。また、パノラマショーのコーナーでは、関東平野の1都4県を配したジオラマの上を、約120両の模型電車が走る様子を見ることができる。
 同館は墨田区内の東向島駅(東武スカイツリーライン)のプラットホームの下にあり、2階部分がちょうど線路の高さになる。それを効果的に活用したのが、走る電車の車輪が間近で見られる「ウォッチングプロムナード」である。特急スペーシアをはじめ、電車が通るたびに、実際の電車の迫力ある様子を観察することができる。
 また、地域社会に貢献することを目指し、沿線地域で少年野球大会や少年サッカー大会を主催するなど、同館ではスポーツ振興事業も行っている。
 東武鉄道としては、鉄道の歴史を次代へ語り継ぐとともに、未来に向けてグローバルな視野を持ち、他方、地域社会への貢献を行っていくことを通じて、交通と文化の新たな発見と感動を提供し続けていく考えだ。
東武鉄道杯沿線少年野球大会の様子
東武鉄道杯沿線少年野球大会の様子

優美でダイナミックな蒸気機関車(B1形5号)
優美でダイナミックな蒸気機関車(B1形5号)


(国内広報部主任研究員 杉山佳子)
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