『経済広報』(2015年4月号)掲載
企業・団体のCSR活動
三菱みなとみらい技術館
三菱重工業(株)
ロケットのエンジン。左が旧型(LE-7)、右が現在のもの(LE-7A)。手前の画面でエンジン噴射の様子を見ることができる
ロケットのエンジン。左が旧型(LE-7)、右が現在のもの(LE-7A)。手前の画面でエンジン噴射の様子を見ることができる

■お問い合わせ先
三菱みなとみらい技術館
TEL:045-200-7351 
FAX:045-200-9902

■HP
http://mhi.co.jp/museum/

 三菱重工業は、地域の人々との交流と科学技術に対する関心を促進することを目的に、1994年、横浜市に三菱みなとみらい技術館を開館し、昨年、開館20周年を迎えた。
 館内入口では、国産初のリージョナルジェット機MRJの模型とコミュニケーションロボット「wakamaru」が迎えてくれる。「wakamaru」は、人と対話したり握手ができ、将来、人々の生活を豊かにしてくれる可能性を持つロボットだ。
 1階は、航空宇宙、海洋、くらしの発見、輸送のゾーン。2階は、環境・エネルギー、技術探検のゾーンとトライアルスクエア、乗り物の歴史のコーナーで構成されている。
 航空宇宙ゾーンでは、「MRJフライトチャレンジ」で操縦を体験できる。コックピットの窓に迫力ある景色が広がり、本当に飛行機を操縦しているかのような感覚だ。また、ロケットのコーナーには新旧2つのエンジンが展示され、燃焼する様子を映像も交えて学ぶことができる。さらに「チャンバーシアター」では、360度の大迫力の映像と音響で、種子島宇宙センターからのH-ⅡBロケットの打ち上げや国際宇宙ステーションに結合する様子を体感できる。
 海洋ゾーンは、今年3月にリニューアルされた。テーマは「出発しよう深海の世界へ!」で、実物大の有人潜水調査船「しんかい6500」の一部を切り取って内部の仕組みが分かるようにした“分解展示”を中心に、深海の探査に挑むものづくり技術が体感できる展示となっている。
 技術探検ゾーンは、日々の暮らしを豊かにする様々な製品の技術やその原理を紹介している。子どもから大人まで、フォークリフトやクレーンなどの展示に触れて、「てこ」「滑車」「ピストン」などのメカニズムを体感することができる。
 また、トライアルスクエアは、体験プログラムで楽しく学ぶことができるユニークなコーナーだ。未来の月面資源探掘船(ドデカトロン)の開発を体験できる「スペース・プロジェクト」では、タブレットや未来の設計アイテム「GA-BAN」を使って設計を行う。近い将来、子どもたちが大人になり設計者になるころを想定したものだという。
 三菱重工業は、子どもから大人まで幅広い年代に、より一層喜んでもらえるよう、今後も展示内容の充実や新しい企画に取り組んでいく考えだ。また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、外国のお客さまにも分かりやすく理解していただけるよう案内の充実を図る予定だという。
今年3月にリニューアルした海洋ゾーン。「しんかい6500」の分解展示では、船内や組み立ての様子も理解することができる
今年3月にリニューアルした海洋ゾーン。「しんかい6500」の分解展示では、船内や組み立ての様子も理解することができる
技術探検ゾーンのクレーン。「滑車」のメカニズムを体感することができる
技術探検ゾーンのクレーン。「滑車」のメカニズムを体感することができる

(前 国内広報部主任研究員 杉山佳子)
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