『経済広報』(2016年1月号)掲載
企業・団体のCSR活動
東レグループの教育支援活動
東レグループ
インドネシア・ロンボク島で行われた、水や衛生環境の大切さを学ぶ教育プログラム
インドネシア・ロンボク島で行われた、水や衛生環境の大切さを学ぶ教育プログラム

■お問い合わせ先
東レ(株)
TEL:03-3245-5111(代表)

■HP
http://www.toray.co.jp/csr/

 東レグループは、経営理念・経営戦略・CSR(企業の社会的責任)を一体的に推進している。事業拡大とCSRを車の両輪と捉え、2014年度から2016年度までのCSR計画を定めた第5次CSRロードマップに基づき、CSR活動を組織的、計画的に推進している。
 そのひとつが、東レグループの強みや地域の特性を活かした、理科教育や環境教育、キャリア教育といった質の高い教育支援活動だ。
 理科教育の支援では、学校のカリキュラムに即して先生たちとつくり上げた発展的な出張授業プログラムを、各事業拠点を中心に展開している。子どもたちに教えるのは営業や技術、研究など様々な部門の「社員講師」で、社内で研修を受けた後、各々学校へ出向いている。2014年度には30の小・中学校で実施した。米国Toray Composites(America),Inc.では、同社で生産する炭素繊維を教材とした実験を交えた授業を行うなど、海外関係会社でも同じコンセプトの活動が広がっており、子どもたちが環境問題への意識や、理科への関心を高めることに貢献している。
 また、進路選択時の視野を広げるためのキャリア教育支援も進めている。子どもたちに実際に研究所を見学してもらい、社員との懇談会や質疑応答を通じて、「メーカーの研究開発」の仕事と、それに必要な能力や意思について伝えている。事業拠点以外でも、被災地の中学生たちへの教育支援活動も継続的に行っており、岩手県大船渡市内の全中学校2年生を対象とした、同市教育委員会主催の「大船渡キャリアチャレンジデイ」に2012年度から参加し、4回にわたり毎年、講師を派遣している。
 また、NPO法人日本水フォーラムの協力を得て、2011年度からインドネシア・ロンボク島にある小学校の水・衛生環境を改善するためのプロジェクトも支援している。他にも、ジャカルタ日本人学校への職場体験学習の実施、マレーシアからの工場見学の受け入れ実施など、海外を含め、各拠点のニーズに合わせた幅広い教育支援活動を展開している。
ジャカルタ日本人学校の生徒を対象に行われた、工場で使用する梱包ベルトを使った機織体験
ジャカルタ日本人学校の生徒を対象に行われた、工場で使用する梱包ベルトを使った機織体験
東レ研究者と大船渡市の中学生との質疑応答
東レ研究者と大船渡市の中学生との質疑応答

(国内広報部主任研究員 西田 大哉)
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