『経済広報』(2016年12月号)掲載
企業・団体のCSR活動
株や社債をかたった投資詐欺被害防止キャンペーン
日本証券業協会

毎年10月の強化月間を中心に、全国47都道府県の街頭で「株や社債をかたった投資詐欺被害防止キャンペーン」を実施している

■お問い合わせ先
日本証券業協会 広報部
TEL:03-3667-8528 

■HP
http://www.jsda.or.jp/

 日本証券業協会は、「金融商品取引法」に基づく自主規制機関として、証券業界の自主ルールの制定や、そのルールが実際に守られているかの監査を行うほか、金融・資本市場の健全な発展を推進するための調査研究および意見表明などを行っている。
 また、国民のいわゆる「金融リテラシー」の向上のため、金融・証券知識の普及・啓発事業も展開している。
 健全な金融・資本市場の発展のためには、投資家が安心して参加できることが第一である。しかし一方で、未公開株式を勧誘するなどの「株や社債をかたった投資詐欺」が頻発している。証券会社と取引のある人たちの被害も多く、証券会社や公的機関の名をかたって勧誘するケースも増えており、高齢者を中心に深刻な社会問題となっている。
 このため同協会では、こうした投資詐欺の未然防止のための活動を行っており、特に、毎年10月を強化月間として「株や社債をかたった投資詐欺被害防止キャンペーン」を実施している。同キャンペーンでは、証券会社、警察、財務局、消費生活行政と連携し、全国47都道府県の街頭で、消費者に注意を喚起するリーフレットなどを配布するとともに、メディアを通じた呼び掛けも行う。さらに、警察主催のイベントや証券会社の店舗でのリーフレット配布、鉄道などの公共施設でのポスター掲示、全国老人クラブ連合会での注意喚起など、地道な活動を続けている。
 また、同協会が設置している「株や社債をかたった投資詐欺」被害防止コールセンターでは、通報の受け付けやアドバイスだけでなく、分析した通報内容や手口をウェブサイトで公開し、行政へも情報提供を行うなど、被害を未然に防ぐ注意喚起に余念がない。
 特殊詐欺対策推進への貢献が認められ、警察庁から表彰された同キャンペーンも、2012年のスタートから5年目を迎える。例年、関係者約1500人で3万人以上の消費者に直接呼び掛け、多数のメディアにも取り上げられている。年々、消費者の投資詐欺の被害防止に向けた意識も高まり、街頭活動に足を止め、熱心に話を聞く人も増えたという。
 同協会は、今後も、消費者の安全と利益を守るため、投資への信頼向上に繋がる情報を提供していきたいと考えている。

消費者にリーフレットなどを配りながら注意喚起を行う街頭活動の様子
「
街頭では「カモかもくん」「とうしくん」「ピーポくん」(右から)も呼び掛けに参加

(国内広報部主任研究員 守谷ちあき)
pagetop