『経済広報』(2017年4月号)掲載
企業・団体のCSR活動
子どもたちの運動能力向上プログラム「ヘキサスロン」
ミズノ(株)

「エアロディスク」を使ったスポーツテスト

■お問い合わせ先
コーポレートコミュニケーション部
TEL:06-6614-8373 

■HP
http://www.mizuno.jp/

 ミズノの経営理念は、「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」だ。スポーツの振興を通じて、スポーツの楽しさを一人でも多くの人に届け、スポーツの力を最大限に生かして社会に貢献することを追求している。
 優先的に取り組みを強化すべき課題の中に、「次世代を担う子どもたちの運動能力と体力の向上」「スポーツを通じた健康寿命の延伸」「スポーツへのアクセスの向上と地域スポーツの振興支援」の3つがある。特に、子どもの体力・運動能力低下は、ケガや生活習慣病の増大、医療費の増加など、社会全体の活力に影響を及ぼす懸念がある。そのため、子どもたちの運動能力と体力の向上は、教育機関や家庭をはじめ社会全体での取り組みを推進している。
 そのプログラムのひとつが、同社が開発した「ヘキサスロン」だ。これは、スポーツを体験したことがなく運動が苦手な子どもでも、楽しくスポーツの基礎を習得できる運動遊びメニューと運動能力測定を組み合わせたプログラムである。子どもの体力・運動能力低下の背景に、手軽で安全な外遊び場の減少や学校外活動で遊び時間が減り、幼少期に習得すべき基本的な動きが発達していないことがある。
 同プログラムでは、「エアロケット」などのオリジナル用具を使い、「25メートル走」「ハードル走」「立ち幅跳び」「エアロケット投げ」「エアロディスク投げ」「ソフトハンマー投げ」の6種目の能力測定を行った上で、「エアロケットキャッチ」などの各自のレベルに合わせた運動遊びメニューで基本動作を習得する。また、初級から上級まで段階を踏んで進める構成は、認知機能・判断力やコミュニケーション能力といった社会性の向上も狙いとしている。
 2013年から始めた同プログラムも、24都道府県で導入され、42の小学校やイベントで累計644回開催、子どもを中心に2万6000人以上が参加している。実証実験で効果も表れてきたというが、何よりも子どもたちが体を動かす楽しさを知り、世代を超えた交流の中で伸び伸びとスポーツに取り組む姿が指導する社員の励みになっている。
 今後も、スポーツの「フェアプレー」「フレンドシップ」「ファイティング・スピリット」の精神を通じて、一人ひとりが輝ける、より豊かでサステナブルな社会の実現に貢献していく考えだ。 

走り方教室で走り方の基本やコツを楽しく学ぶ
「
42の小学校で「ヘキサスロン」を実施している

(国内広報部主任研究員 守谷ちあき)
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