『経済広報』(2017年7月号)掲載
企業・団体のCSR活動
自転車博物館サイクルセンター
(公財)シマノ・サイクル開発センター

1818年にドイツで発明された最古の自転車「ドライジーネ(複製)」

■お問い合わせ先
自転車博物館サイクルセンター
TEL:072-243-3196

■HP
http://www.bikemuse.jp

 堺市に1992年4月に開館した自転車博物館サイクルセンターは、国内で唯一の自転車博物館であり、年間約3万人が訪れている。自転車発展の歴史を、1818年に発明された最古の自転車(複製)からオリンピック出場選手が使用した最新の自転車まで、約300台の展示を通じて学ぶことができる。この他、自転車のあるライフスタイルを提案するための各種イベントや講習など、様々な活動を行っている。
 1階は世界の自転車展示フロアである。世界各地から収集した二輪・三輪のクラシック自転車や、旅行用自転車、子ども用自転車、全天候型自転車など多種多様の自転車が展示されている。自転車の歴史・サイクリング・メカニズムなど自転車関連の著書を多数所蔵した図書室(自由閲覧)、自転車絵画コンクール入賞作品展示などもある。
 2階は自転車歴史フロアである。1818年最古の自転車「ドライジーネ」から20世紀「コンフォートバイク」最新の自転車まで、自転車の進化・発展史が5段階に分けて展示・解説されている。また、今や日本一、世界に誇る「自転車のまち」を生み出した堺伝統の“鍛冶”の技術、その起源である古墳時代「ものづくりのまち」から、戦国時代「鉄砲づくりのまち」、そして現代「自転車のまち」に至るまで、堺のあゆみが展示されている。
 3階は自転車文化フロアである。環境・健康・社会に対して優れた効能を持つ自転車、その「自転車の持つ力」を様々な角度から紹介している。例えば、ブレーキ・変速機・発電機などの「自転車の機能体感」コーナー、健康づくり・美容効果などの「自転車ライフの提案」コーナー他がある。また「特別展示コーナー」では、2018年3月25日まで「イタリアン自転車展」が催されており、奥深い自転車文化の地“イタリア”ならではの個性的・革新的な自転車が多数展示されている。
 折しも今年は自転車の原型が生まれて200年目という記念すべき年である。地球規模での環境対策が問われる今日の社会、極めて環境負荷の低い自転車はこれからの時代にふさわしいスマート・モビリティとして注目を集めている。

現代の「自転車のまち堺」になるまで、「堺のあゆみ」のコーナー
「
博物館のエントランス

(国内広報部主任研究員 井上由美)
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