『経済広報』(2017年8月号)掲載
企業・団体のCSR活動
ダイドードリンコ 日本の祭り
ダイドードリンコ(株)

徳島県の“阿波おどり”に楽しみながら参加する社員たち

■お問い合わせ先
コーポレートコミュニケーション部
TEL:06-6222-2621

■HP
http://www.dydo-matsuri.com/

 ダイドードリンコは、「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」というグループの企業理念の下、豊かで元気な社会づくりに貢献している。
 特に「社会」に対しては、人や社会との絆を大切にしたコミュニティー活動に取り組んでいる。そのひとつが「日本の祭り」を通じた地域活性化への貢献だ。テレビ番組やウェブサイトなどを通じて、生命力に満ちた祭りのエネルギーや、人と人との繋がりといった感動を伝えるとともに、地域の魅力を広く発信している。
 この活動は、同社が全国に展開している約28万台の自販機が地域密着型の事業モデルであることから、何か地域活性化の役に立てないかとの思いで始めた。2003年より行政や地域の人々との交流を深めつつ、全国各地に伝わる祭りを応援している。
 各地域の放送局に、祭りのヒューマンドキュメンタリー番組を制作・放映してもらうことで、地域の人々が地域に対する誇りと素晴らしさをあらためて認識するきっかけをつくったり、祭りの見どころ、由来などが満載のウェブサイト「ダイドー祭りドットコム」で情報発信している。その他、祭りの映像や資料などの学術的なデータを後世に伝承する「文化保全」などを展開している。
 企画運営を行う「日本の祭り事務局」には、2人の社員が携わる。また、隔年約40人の社員が「日本の祭り体験学習会」に参加し、活動を盛り立てている。原動力は、「祭りを通じて地域の絆づくり、活性化に役立ちたい」「日本の民俗文化を映像として後生に伝えたい」「地域を愛する人々の想いを全国に発信したい」という熱い思いだ。
 さらに、同社が支援する「NPO日本の祭りネットワーク」でも、祭りの記録・調査・研究・広報を行い、地域社会の価値向上や伝統文化の普及、地域経済の振興に繋げている。目標は、世界中に日本の祭りの魅力を発信すべく、ユネスコ無形文化遺産へ登録されることだ。
 2017年に15年目を迎え、累計378件の全国の祭りを発信する。今年は、豊作・悪魔退散を祈願して村の12人の若者が千八筋の矢を放つ、高知県の星神社の“お弓祭(ゆみまつり)り”、火をつけた茅の束を振り回して農耕神「国龍神(くにたつのかみ)」の婚礼を祝う熊本県の阿蘇神社の“田作祭(たづくりさい) 火振(ひふ)り神事(しんじ)”をはじめ、35の祭りを取り上げる。
 今後も祭りのパワーと一体感、地域や人の心を繋ぐ絆を通じて、社会との共存共栄を目指していく。

高知県 星神社の“お弓祭り”
「
熊本県 阿蘇神社の“田作祭 火振り神事”

(国内広報部主任研究員 守谷ちあき)
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