『経済広報』(2017年9月号)掲載
視点・観点

​プレミアムフライデーへの取り組み(3)

ANAきっずでぃを開催

 ANAグループは7月28日午後1時から3時まで、子ども職場参観日「ANAきっずでぃ2017」を開催した。対象は、汐留事業所に勤務するANAグループ社員の子ども(原則、小学生以上)であり、48人の子どもたちが参加した。
 プレミアムフライデーを活用し、午後3時に退社することで家族との交流の時間を増やすほか、職場の同僚の家族に会うことによって、互いのワークライフバランスを尊重する風土や意識を醸成し、子どもたちが親の職場を見学することで家庭における親子の会話を広げるなど、ライフの充実に繋げることが目的だ。
 当日は、運航乗務員による子ども向け航空教室の開催や、コックピットシミュレーション体験、および搭乗手続きといった空港での業務体験などを実施。また、子どもたちは両親が働く職場や役員室を訪問、社員や役員との名刺交換を実際に体験し、その後は、親子参加型のプログラムとして「親子○×クイズ大会」に挑戦した。

制度活用を呼び掛ける

 NEXCO中日本は、社員の働き方を見直しワークライフバランスを推進する取り組みの一環として、2月から「プレミアムフライデー」を導入している。実施日は、原則月末の金曜日としているが、決算期の3月・9月は1週間前倒しするなど会社独自の実施日を設定し、午後の休暇や時間単位休暇の積極的な取得によって普段より早い退社を推奨している。また、プレミアムフライデー実施日の会議は午前中に設定するなど、休暇を取得しやすい環境づくりを行うとともに、ポスターの掲示やメールの配信などで制度の活用を呼び掛けている。現在では月末の金曜日に限らず、個人の事情に合わせて任意に日程を設定するなど、柔軟な実施を呼び掛け、より一層の取り組みの促進に努めている。
 同社人事部は「普段とは違った時間の使い方を工夫することにより、ワークライフバランスの推進や働き方の見直しのきっかけになればと、今後もプレミアムフライデーの実施と呼び掛けを継続していきたい」と話す。

午後3時に開店

 東京銀座資生堂ビル11階の資生堂経営のバー「Bar S(バー エス)」は今年2月からプレミアムフライデーに取り組み、午後3時より開店している。
 同バーは2015年にオープン。同社によると「銀座を訪れる方が自分好みのスタイルで心地よい時間を過ごせることをコンセプトにしている。女性1人でも安心して来店できる開放的な空間。これまでもハッピーアワーを実施していたが、プレミアムフライデー実施で2時間、開店時間を早めた」という。

文:常務理事・国内広報部長 佐桑 徹
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