『経済広報』(2017年10月号)掲載
企業・団体のCSR活動
KOBELCO森の童話大賞
(株)神戸製鋼所

金賞8作品は絵本になり、多くの子どもたちに読まれている

■お問い合わせ先
KOBELCO森の童話大賞事務局
TEL:078-251-8000

■HP
http://www.kobelco.co.jp/mori-ohanashi/

 神戸製鋼所は、「KOBELCOの3つの約束」(「信頼される技術、製品、サービスを提供します」「社員一人ひとりを活かし、グループの和を尊びます」「たゆまぬ変革により、新たな価値を創造します」)の下、多彩な事業活動を通じて社会の発展や地球環境の保全に貢献し、企業としての社会的責任を果たすことを経営の重要な施策と位置付けている。
 2013年から取り組む「KOBELCO GREEN PROJECT」では、森林整備活動や「児童館出前エコ教室」など、様々な環境貢献活動をグループ全体で推進している。このプロジェクトの柱となるのが「KOBELCO森の童話大賞」。環境への思いを育むことを目的とし、全国の小中高校生から「森」をテーマにした800~2000字の創作童話を募集している。
  「KOBELCO森の童話大賞」のホームページでは、日本の森の特徴や森に住む生き物、森の役割などを分かりやすく学ぶことができるコンテンツを提供している。ストーリーづくりの過程で、子どもたち自身に、なぜ森を大切にしなくてはいけないのかを考えさせるのが狙い。作品では、子どもたちが感じた森を舞台に、多くの草木や動物、人々が共に暮らす生き生きとした世界が自由な発想で書かれている。それらの作品を読むと、文章の中から絵が浮かんでくるという。
 絵本作家や森の専門家による審査を経て、小学生の部と中高生の部の2部門で、金賞1作品、銀賞1作品、銅賞3作品が選ばれる他、全体で特別賞も選ばれる。第1~4回で金賞を受賞した『ぼくたち、ふんばってるんだ』『森の守り主』『森のバースデーリース』『森とおばあさん』『森のまほうの洋服』『森野銀行小山支店』『春のゆうびんやさん』『森のシャンデリア』の8作品は、絵本作家の挿絵で絵本化された。絵本は、後援自治体の所管する学校や図書館などに寄贈され、総合学習や環境学習、おはなし会で活用されている。同年代が書いたストーリーは、子どもたちにも身近に感じられ、心に響いているようだ。
 過去4回の応募総数は1984件に上り、2017年も6月から第5回の募集を開始した。今後も森や自然を大切に思う気持ちを育み、森が身近に感じられる取り組みを積極的に展開していく考えだ。

絵本作家や森の専門家による審査の様子
「
学校のおはなし会では、子どもたちが絵本の世界に引き込まれている

(国内広報部主任研究員 守谷ちあき)
pagetop