企業広報賞

第16回(2000年度)

1.企業広報賞受賞理由

最優秀賞

*敬称略、受賞者名五十音順
株式会社 セブン-イレブン・ジャパン
世界最大規模のフランチャイズチェーンとして前例、モデルのない中、トップが経営理念を明確に示し、21世紀におけるコンビニのあり方を提案し、積極的に広報した。さらに経営方針を各店舗経営者に対しきめ細かく広報した。またグループ広報や情報ネットワークを活用した効果的な広報を展開している。

優秀賞

株式会社 良品計画
西友の事業部から独立して「無印良品」というブランドを立ち上げて成功した。ヨーロッパにおいても「MUJI」として支持を得ている。デザイナーが作ったブランド以外でこれだけの認知をされているのは出色のブランド戦略である。また顧客市場のみならず株式市場への情報発信にも力を入れ積極的に対応している。

優秀経営者賞

庄山 悦彦氏(株式会社日立製作所 代表取締役社長)
経営方針等を自ら様々なメディアを通じて社内外に発信してきた。中期経営計画で具体的かつ戦略的な目標を明確に示すなど、「日立を変えよう」という庄山社長の熱意が感じられた。「顔の見える会社に変身した」との評判が聞かれるなど、この1年の間に行なった改革でのリーダーシップが評価された。
安居 祥策氏(帝人株式会社 代表取締役社長)
IR専任部署の設置、取締役会のスリム化、社長の報酬評価や進退などについて助言する「アドバイザリー・ボード」を発足させるなど、風土改革の先頭に立ち、それを積極的に広報した。またROAとフリーキャッシュフローを指標として、グループの経営目標を明確に設定した。「企業風土をがらりと変えた」との評判が高い。

功労・奨励賞

神尾 隆氏(トヨタ自動車株式会社 常務取締役)
長年広報を担当し、トヨタの広報を環境変化に柔軟かつ的確に対応できるよう発展、成長させてきた。メディア対応のみならず、IR活動、環境広報、グローバルな広報を推進するなど、広報のあらゆる面でトップレベルの充実度を誇っている。広報の人材育成にも意を用いている。
三枝 稔氏(朝日生命保険相互会社 広報部長)
自社広報の充実、積極的展開にとどまらず、生保業界全体の広報をリードするなど、業界全体の広報のレベルアップにも多大な貢献をしてきたことが評価された。また経済界の広報活動にも果敢に取り組んでいる。人とのつながりを大切にする地道な活動が認められた。
澁谷 房子氏(津軽鉄道株式会社 総務課長)
「鈴虫列車」「風鈴列車」「ストーブ列車」などのユニークな企画を社員とともに立ち上げ、それを県内外に広く伝え、地方民鉄の"魅力"を新たな視点で訴えることに尽力した。
pagetop

2.選考委員

(敬称略、社名、役職名は選考委員会)
〔二次選考〕
神戸大学 経営学部教授 加護野 忠男
産経新聞社 編集局局次長兼経済部長 岩崎 慶市
ダイヤモンド社 『週刊ダイヤモンド」編集長 坪井 賢一
日経BP社 「日経ビジネス」副編集長 酒井 綱一郎
(財)日本証券経済研究所 主任研究員 紺谷 典子
一橋大学 商学部教授 伊藤 邦雄
読売新聞社 編集局局次長 太田 宏
計7名
〔一次選考〕
過去5年間の受賞企業のうち、7社の広報部長クラス
<お問い合わせ先>
経済広報センター 国内広報部
〒100-0004 東京都千代田区大手町1−3−2 経団連会館19階
TEL 03−6741−0021
FAX 03−6741−0022
pagetop