企業広報賞

第25回(2009年度)

1.企業広報賞受賞理由

企業広報大賞

(*敬称略、賞ごとに氏名五十音順)
株式会社 ファーストリテイリング
経営者自らが積極的に「トップ広報」を展開していることに加え、全社員が広報担当であるという考えのもと、全社員が一体となった広報を行っている。マスコミだけでなく、世界中の店舗、革新的なウェブサイト、マルチなチャネルを通じて、効果的かつグローバルに社会との情報の受発信を展開している。世界的な衣料品企業として、常に斬新なアイデアでチャレンジを続ける姿勢を伝える広報は、経済不況下において勇気付けられる。

企業広報経営者賞

【樋口 武男(ひぐち たけお) 大和ハウス工業株式会社 代表取締役会長兼CEO】
経営者自らが自分の言葉でメッセージを発信すること、ステークホルダーとのコミュニケーションによって、相互理解を深めることが重要であると考え、マスコミ取材のほか著書や社外講演などで、「トップの顔が見える広報」に尽力した。環境や健康に配慮した住宅の開発を続け、人々が心豊かに暮らせる社会を目指す企業姿勢が伝わってくる。
【福井 威夫(ふくい たけお) 本田技研工業株式会社 取締役相談役(前代表取締役社長)】
新型ハイブリッド車「インサイト」の発売や、F1からの撤退などを「ホンダらしい」強力なメッセージ性を持って発信し社会的注目を集めた。技術系出身で製品を発表する場などで、トップ自らメディアとのコミュニケーションを積極的に行い、モビリティの楽しさや夢を伝える努力をしている。

企業広報功労・奨励賞

【岩原 雅子(いわはら まさこ) P&Gジャパン株式会社 エクスターナルリレーションズマネージャー】
同社は「ダイバーシティーの尊重」を企業戦略の一つとしており、女性の比率や管理職への登用度が高いが、取材や講演などに経営陣や社員を積極的に登場させる広報を展開し、自らも各地で講演するなどして、「女性が働きやすい会社」との評価を定着させた。また、NPO法人「【仕事と子育て】カウンセリングセンター」設立をはじめ、女性活用の知識や経験を生かした社会貢献活動でも中心的な役割を果たしてきた。
【中井 昌幸(なかい まさゆき) 株式会社 デルフィス 取締役副社長】
通算25年間に亘り広報業務に携わってきたトヨタ自動車を代表する広報マンで、経営機能のひとつとして広報活動の重要性を高めた。また、社会貢献活動の強化にも積極的に取り組み、「良き企業市民」として社会と共生する企業作りにも努力した。信頼関係の構築に心がけ、取材などでも誠実に対応する姿勢が関係者から評価されている。
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2.選考委員

委員長
一橋大学大学院 商学研究科教授 伊藤 邦雄
委員
毎日新聞 東京本社 経済部長 逸見 義行
日経BP社 「日経ビジネス」編集長 梅谷 哲夫
ダイヤモンド社 「週刊ダイヤモンド」編集長 鎌塚 正良
ワーク・ライフバランス 代表取締役社長 小室 淑恵
立教大学 経営学部教授 経済学博士 高岡 美佳
朝日新聞東京本社 経済エディター 高橋 純一
読売新聞東京本社 経済部長 増田 雅己
<お問い合わせ先>
経済広報センター 国内広報部
〒100-0004 東京都千代田区大手町1−3−2 経団連会館19階
TEL 03−6741−0021
FAX 03−6741−0022
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