ステークホルダーミーティング
2005年12月20日 東京
企業・団体:日本損害保険協会 
見学施設:そんがいほけん相談室、そんぽ情報スクエア、損害保険事業総合研究所図書館

「社会環境報告書を読む会」

日本損害保険協会(損保協会)が発行している『日本損害保険協会の「社会的責任」報告書2005』を読む会を12月20日、東京で開催し社会広聴会員15名が出席しました。
当日は報告書を事前に読んで寄せられた質問(損保協会の防災・防犯活動、保険相談対応、報告書全般など)に対し、まず損保協会が回答した後、質疑懇談を行 いました。また、そんがいほけん相談室、そんぽ情報スクエア、損害保険事業総合研究所の図書館を見学しました。損保協会からは、志鎌敬理事総合企画部長、 山本真史総合企画部広報室担当課長、井瀧芳幸総合企画部広報室副長、瀧口彰子総合企画部企画グループ副長が出席しました。
損保協会の概要説明
■損保協会とは■
損保協会は、損害保険業の健全な発達及び信頼性の維持を図ることを目的に、1946年(昭和21年)に設立され、損害保険会社22社によって構成されている社団法人です。
主な事業としては、消費者対応、安全防災活動、コンプライアンスの推進、環境・NPO活動、国際活動、要望・提言、損害保険事業の基盤整備を行っています。

■損保協会の社会的責任活動の基本理念■
(1)安全・安心な社会づくり、(2)消費者とのよりよいコミュニケーション、(3)環境保護の3つのテーマを中心に、損害保険の経験やノウハウを活かした社会的活動を行い、消費者と社会の信頼に応えることを基本理念としています。損害保険は相互扶助の精神から生まれた制度であり、いざというときの安心をお届けする事業です。したがって保険機能を充実させていくことが個々の損害保険会社にとっての基本的な社会的責任活動であるといえますが、今ではさらに幅広く、安全・安心・環境などをテーマとした活動も行っています。
損保協会はこの流れを推進していくとともに、損害保険会社と同じことではなく、事業者団体だからこそできる活動を目指しています。相談機能の充実や、情報スクエアでの情報提供といった消費者とのコミュニケーションを重視し、具体的な活動を推進していくことを心がけてい
損保協会への質問と回答
社会広聴会員:

防災活動のなかでも「ぼうさい探検隊」についてさらに詳しく知りたい。

損保協会:

「ぼうさい探検隊」とは、小学校、子供会、ボーイスカウトやガールスカウトなどの団体で、子供たちがグループごとに住んでいるまちを歩き、いろいろな防災・防犯施設などを自ら発見し、探検の結果を防災マップにまとめるという体験型防災教育プログラムです。2005年度は、全国の219団体で実施され、 782件のマップが作
成されました。
防災活動は、地域での取り組みが基本と考えており、損保協会はそれを支援するという位置づけでこの活動
を行っています。損保協会の支部を通じて働きかけるとともに、実施マニュアルの作成やビデオ、キットの貸し出しも行っています。 

社会広聴会員:

災害で支払われた保険金について情報公開してほしい。

損保協会:

2004 年度は災害の多い年でしたが、地震保険では、2005年3月の福岡県西方沖地震で165億円、2004年10月の新潟中越地震で140億円の保険金をお支払いしました。また台風、自然災害については、2004年度合計で7274億円であり、例えば、2004年9月の台風18号災害で3823億円お支払いしています。これらのデータは冊子『ファクトブック2005』で公表しています。

社会広聴会員:

「盗難防止の日」の趣旨と活動内容を知りたい。

損保協会:

損保協会では2003年から10月7日を「トー・ナン」の語呂合わせで「盗難防止の日」と定め、自動車盗難や住宅侵入などの窃盗犯罪への防犯活動を行っています。
2005年は損保協会の職員、損害保険会社の職員など約1800人が全国47都道府県の街頭で、「かぎかけなサイ携帯ストラップ」、「わが家の防犯チェックシート」を配布しながら盗難防止を呼びかけました。また、2005年は10月を「自動車盗難追放!月間」に設定し、自動車盗難防止キャンペーンとして、キックオフイベント、「盗難防止の日」プレイベント、シンポジウムの開催などを行い、活動を強化しました。

社会広聴会員:

交通安全の取り組みについて知りたい。

損保協会:

交通安全対策として、様々な活動を行っていますが、主な事業として「飲酒運転防止の取り組み」「エコ安全ドライブの推進」をご説明します。
飲酒運転防止活動として、2005年11月に大阪で、通算3回目となるシンポジウムを開催するとともに、防止マニュアルを作成し、広く配布しています。同マニュアルは、タクシー協会、自動車メーカー、酒造メーカーなど一般企業から好評いただき、何百、何千冊単位でのお申し込みをいただいています。
また、損保協会では、環境保護を目的としたエコドライブは、安全運転につながると考えており、「エコ安全ドライブ」を提唱しています。2004年は、まず損害保険業界の中で、会員会社の社有車にステッカーを貼付し、2005年からは、個人向け・企業向けにリーフレットを作成し、広く配布するとともに、 12月にシンポジウムを開催しました。

社会広聴会員:

消費者が保険の内容を理解しやすくするために、どのような活動をしているか知りたい。

損保協会:

一般的な損害保険の内容を解説した冊子『くらしの損害保険』や、保険契約の際の留意点やポイントをまとめた『購入者手引き』などを作成しています。また、本日見学していただいた「そんぽ情報スクエア」には会員会社のパンフレット、ご契約のしおりなども取り揃えており、お持ち帰りいただくことができます。

社会広聴会員:

今後の活動で行政やNPOとどのように関わるか知りたい。

損保協会:

行政や企業、NPOがそれぞれの立場で様々な活動を行っている実態にありますが、それらの活動を関連付けたり、発火点となって活動を引っ張っていったり、社会に提言していく役割を担うのが損保協会のような公益法人ではないかと考えています。
社会のニーズを見極めながら、限られた予算の中で費用対効果も考慮しながら引き続き活動を推進していきます。

参加者の感想から
●事業者団体として、業界をバックにしながらも消費者、利用者志向を感じることができました。

●損保協会の方々が真摯に出席者の質問に答えるなど、丁寧に対応していただき感謝しています。様々な分野の社会広聴会員が出席されていたので、損保協会の方ともっと気楽に懇談できる時間があっても良かったのではないかと思いました。

●損害保険の経験やノウハウを活かした活動を展開されている点は評価できますが、損害保険業の健全な発達及び信頼性の維持のために損保協会が取り組んでいる部分がもう少し詳しく盛り込まれているとさらに良いのではないかと感じました。

●資料を読むのと実際に意見交換で説明を受けるのとは、理解度も違います。次回も参加したいと思います。


以上

お問い合わせ先
(財)経済広報センター 国内広報部
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館19階
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