CNの実現とイノベーションCO2を固定する

CNの実現とイノベーション

省エネ、電化や電源の脱炭素化、水素の活用等の取り組みによってもなお、完全にCO2排出量をゼロにすることは困難です。そこで、こうした排出が避けられないCO2を化学物質などに吸着させ回収したり、森林や海の藻場を増やすなど生態系を活用してCO2を貯留したりするチャレンジも行っています。
また、回収されたCO2を、メタノール、エチレン、一酸化炭素、炭酸塩などの化学製品の原料や、コンクリートの製造に活用する努力が行われています。製造過程でCO2が発生する化学品などをCO2から作ることができれば、製品の製造に伴うCO2も減るため、カーボンニュートラルの実現に大いに貢献することができます。

CNの実現とイノベーション

出典:

環境省「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書(平成26年版)」(2014.6)をもとに作成