12月1日は「鉄の記念日」

 鉄鋼製品は、ビルや橋梁、自動車、船舶、機械装置、家電製品など様々な形に姿を変えて社会生活を支えています。
 1857(安政4)年の12月1日に、良質な銑鉄づくりを目指した南部藩士の大島高任が、現在の岩手県釜石市の大橋鉄山で鉄鉱石を鉄源とした洋式高炉による出銑に成功。これが日本の近代製鉄業の源流とされており、鉄鋼業界では、洋式高炉100年を迎えた1958(昭和33)年から12月1日を「鉄の記念日」に制定しました。鉄の記念日のもとになった岩手県釜石市橋野町にある高炉跡は、1957(昭和32)年に国の史跡となり、2015(平成27)年には「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されました。
 近時、国連サミットでの「持続可能な開発目標」の採択(2015年)や「パリ協定」の発効(2016年)に見られるように、国際社会は環境保全型社会の構築に向けた動きを強めています。持続可能な社会の構築に貢献すべく、日本の鉄鋼業界は、“3つのエコ”(エコプロセス:製品の製造過程における環境負荷の低減、エコプロダクト:お客さまが使用することで環境負荷を低減する製品の提供、エコソリューション:日本鉄鋼業界の環境・省エネ技術を海外へ移転・普及させることによる環境負荷の低減)や、革新的製鉄プロセス開発を推進するなど、鉄づくりの技術の一層の進化に取り組んでいます。

『経済広報』(2017年12月号)
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