ネットワーク通信101号
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特集 少子社会における子育て支援 ● 10 日本生命保険では、群れ全体で子育てするペンギンをアイコンに、育児中の当事者だけでなく、共に支え合える“子育ての壁や不安がない社会”の実現を目指す「NISSAYペンギンプロジェク次世代を担う子どもたちが安心して暮らせる社会の実現に向けて生命保険協会の取り組みおよび生命保険事業の周辺事業として、お客さま等向けに子どもや子育て関連の事業を行っている生命保険会社3社と企業の取り組みを紹介します。●日本生命保険 みんなで子育てしやすい社会の実現を目指す 「NISSAYペンギンプロジェクト」ト」を推進し、「社内外の風土醸成」と「社会全体で支える仕組み作り」に取り組んでいます。 「社内外の風土醸成」については、日常に潜む“子育てあるある”を描き、子育てをみんなで考えるきっかけやヒントとなるウェブ漫画を特設サイト・公式SNSにて配信しています。 「社会全体で支える仕組み作り」については、グループ会社一体となって子育ての壁や不安をなくす商品・サービスを拡充しており、子会社のライフケアパートナーズでは、保育園探しをしている利用企業の「従業員」と全国の「企業主導型保育所」を結ぶウェブマッチングサービス「子育てみらいコンシェルジュ」を提供しています。●住友生命保険 未来を強くする子育てプロジェクト 住友生命保険では、創業100周年記念事業として2007年より、「子育て支援活動の表彰」「女性研究者への支援」の2つの公募事業を柱として、すこやかな子育てと夢のある未来づくりを応援しています。「子育て支援活動の表彰」では、各地域においてより良い子育て環境づくりに取り組む個人や団体の皆さまの活動を募集し、特徴的な子育て支援活動を紹介することで、広く社会全体への普及を目的としています。「女性研究者への支援」では、育児のため研究の継続が困難となっている女性研究者を支援しています。まだまだ社会的な支援が十分とはいえない人文・社会科学分野の女性研究者を支援の対象としていることが、本プロジェクトにおける特色です。 生命保険各社では従業員に対して、勤務形態において法令で定める産前・産後休暇日数を超えた休暇制度や、労働時間や勤務場所を柔軟に選択できる制度を導入しています。賃金・福利厚生面においても、複数の会社で出産・育児のための有給休暇のほか、不妊治療に関連する休暇や、相談窓口の設置などを提供しています。こうした制度を活用しやすくするために、社内勉強会や情報発信などによる職場内の風土醸成も継続して行われています。また、男性社員の育児休暇取得を促進するためのサポートを行っている会社もあり、今後子どもを持つ男性従業員の積極的な育児参加が期待されます。 生命保険協会および生命保険各社は、子どもを望む世帯や子育て中の世帯が安心して暮らせる社会の実現に向けて、社内外に対する幅広い支援を提供しています。「子どもと共にある業界」として、今後も少子化対策や子育て世代への支援ができるよう、取り組んでまいります。内野こめこ・作生命保険各社の従業員向け取り組み

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