ネットワーク通信101号
5/16

● 懇談会の概要● 参加者からの感想Q エネルギー安全保障に関するお考えをお聞かせくQ 他企業との協業事例について教えてください。AA 地政学リスクや気候変動などによって、エネルださい。ギー安全保障の重要性は高まっています。燃料の調達に関しては1つの国や地域に依存することのないよう、複数の選択肢を持つことが必要です。交渉力を高めながら、今後もエネルギーの安定的な確保を実現したいと考えています。脱炭素は1社では進められないので、国内外問わず多くのパートナーと共同で取り組みを進めています。例えば、トヨタ自動車様との協業では、電動車に搭載されていたバッテリーを効果的にリユースすべく、大容量スイーブ蓄電システムの実証実験を行っています。中古の車載バッテリーのパワーを劣化状態や性能差に関わらず最大限引きギー安全保障において日本のエネルギー政策が置かれる環境の難しさを改めて認識しました。消費者としては、単に電気料金のみに関心を持つのではなく、その金額の仕組みや、社会情勢などを踏まえて金額企業と生活者懇談会 ● 4ら石炭を運んできており、年間約100隻が着桟してい▶ 事業内容の説明を聞き、質疑懇談を通じて、エネルるそうです。参加者は、船と重機の大きさや、大量の石炭が運ばれる壮大さに驚いていました。出して再利用する技術によって、資源の有効活用に貢献できると考えております。がどう変化する傾向があるのかということを、自分の事としてきちんと考え、把握する必要があると感じました。▶ 碧南火力発電所が火力発電の燃料を燃料アンモニアにシフトしていくことを知らなかったため、とても興味深く説明を聞くことができました。実際に発電所を見学することで、より理解が深まりました。エネルギー産業において、今まで以上に脱炭素の重要性が高まっていることが分かりました。(文責 主任研究員 須藤智也)●JERA ご担当者より●▶アクセス情報●見学可能時間・見学可能日:11:00~/12:30~の2回・毎週月曜休館日(祝日の場合は翌日火曜) ※2週間先から6カ月先まで申し込み可能●見学所要時間:①基本コース(車窓見学)(70分)、②リモート見学コース(ZOOM)(30分)●見学可能人数:①バス1台、最小10名から最大45名、②10名以上PC20台まで●予約:要予約 ※見学にはバスの手配と名簿の提出が必要●住所:〒447-0824愛知県碧南市港南町2丁目8−2 この度は、碧南火力発電所までお越しいただきまして、ありがとうございました。懇談会での多くのご質問、後日頂戴したとても励まされるご意見・ご感想に重ねて御礼申し上げます。 JERAはBtoB企業ではありますが、電気という極めて生活に密着した商品を取り扱う会社であることから、私どもの考え方や事業活動を多くの生活者の方に知っていただくことが非常に重要だと考えております。今後も誠実なコミュニケーションに努めてまいります。碧南火力発電所入り口前で集合写真貯炭場をぐるりと囲う遮風フェンスと積まれた石炭(右下)懇談会の様子詳しい内容はこちらから▶

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る