● 工場見学の様子ヤクルト原料液ができるまでのヒミツY1000の生産工程企業と生活者懇談会 ● 6甘い味付けのシロップを加えて味を調整したものが 1階のエントランスホールでは、世界で生産されている「ヤクルト」や化粧品(ヤクルトビューティエンス)が展示されています。また、ヤクルト型の容器をのぞ 2階は工場の見学通路になっており、同工場で生産されている「Newヤクルトカロリーハーフ」「ヤクルト400LT」「ヤクルトファイブ」の3種の原料液の製造と、「Y1000」の生産工程を見学することができます。 「ヤクルト」は主に「脱脂粉乳」「シロップ」「乳酸菌 シロタ株」の3つの材料から作られており、脱脂粉乳は北海道産の良質な原料のみを使用しています。 まず、脱脂粉乳をお湯で溶かして仕込み乳を作ります。高温で瞬間的に殺菌され、培養タンクに運ばれます。そこに「乳酸菌 シロタ株」を加えて、菌を培養したものを「菌液」と呼びます。この時点では、乳酸菌が生み出す乳酸の働きによって非常に酸味の強い液となっています。この「菌液」を調合タンクへと運び、「ヤクルト」になります。茨城工場で作られた「Newヤクルトカロリーハーフ」「ヤクルト400LT」「ヤクルトファイブ」の原料液はタンクローリー車に積みくと「乳酸菌 シロタ株」の働きについての映像を楽しめる機械や、ヤクルトの歴史、環境への取り組みを紹介しているパネルなどが設置されています。込まれ、ボトリング工場である岩手工場や千葉工場へ運ばれます。ボトリング工場で各製品の容器が成形され、内容液を充填して製品が完成し、出荷されます。 最初にエントランスホールでオープニングの挨拶があり、展示品の説明を受けたあと、茨城工場で生産されている「Y1000」で乾杯しました。 同工場では「Y1000」の原料液製造、容器の成形、中身の充填、包装、出荷まで行われています。今回の見学では容器の成形から、包装までを見せていただきました。「Y1000」の容器を成形する「成形機」は、1台で1時間に6000本の容器を成形することができます。小さなポリスチレン樹脂を熱で溶かし、筒状にした後、型の中で風船のように膨らませることで「ヤクルト」の容器が形成されます。出来上がった容器は最大12万本のヤクルト容器を貯蔵することができるボトルタンク内へ運ばれます。 成形された「Y1000」の容器は、「整立機」を使って容器の飲み口が全て上になるように並べます。次に「容器外観検査装置」で容器に傷やへこみがないかを画像で確認します。問題がない容器は「ラベラー」で赤いラベルをかぶせ、「収縮トンネル」で熱した蒸気を当てて、きれいに収縮させて仕上げていきます。その後、「印字検査装置」でラベルの向きを揃えて賞味期限を印字し、賞味期限が正しく印字されているかどうかは画像を使って確認します。こうして出来上がった容器に「充填機」で内容液を充填していきます。1台で1時間に約3万本の「Y1000」を充填することができます。同じ機械ですぐにアルミキャップで密「Y1000」で乾杯する様子1階エントランスに展示されている世界のヤクルト1階エントランスのフォトスポットコーナー
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