ネットワーク通信102号
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● 参加者からの感想● 懇談会の概要Q 繊維素材分野では、どのような社会貢献活動をさQ 「こんなところに帝人の製品が」といった例があA 阪神甲子園球場のアルプススタンドのラバーフェA マイクロプラスチック増加の一因として、合繊製企業と生活者懇談会 ● 12遠隔でモニタリングすることができ、患者情報を医師にフィードバックする機能として活用されています。 「Life Style」エリアにはスポーツ用品・衣服などが紹介されています。印象的だったのは、傷のつきにくの高い人工皮革「AIRY®(エアリー)」を使用したランドセルです。背あて部分の通気性を確保しながら軽量性、防水性、耐久性を実現する構造で、実際に持ち上げてみると非常に軽く、子どもでも使いやすいと分かります。参加者は、真ちゅうブラシで「TAFGARD®」の表面をこする体験をしました。ブラシを強く当てても傷一つつかず、素材の強度に驚いていました。い人工皮革「TAFGARD®(タフガード)」と通気性れば教えてください。ンスのクッション材は、帝人グループが開発しています。2012年から、球場内で使用されたビール用プラスチックカップを球場と共同で分別回収し、球場イベントで配布されるノベルティや球場内で使用するゴミ袋などにリサイクルする取り組みを行ってきました。こうしたご縁もあり、プラスチックカップ由来のリサイクルポリエステルを用いたクッション材を採用いただいています。れているのですか。衣類の洗濯時に発生する繊維くずが排水とともに海に流出することが挙げられています。そこで、海洋プラスチック問題の解決に資するべく、繊維く(文責 主任研究員 須藤智也)ずの抜け落ちを減らす素材の開発に取り組んでいます。新技術の確立や既存技術の応用・発展を通じて、社会課題の解決に貢献していきたいと考えています。▶ 従来から化学繊維のパイオニアという企業イメージを持っていましたが、ヘルスケア、樹脂、建築用材といった分野への注力を知り、大変勉強になりました。今後、衣料用品店に行った際などに、素材を意識することが楽しみになりました。▶ 普段あまり知ることのない帝人の製品・素材が、いかに日常生活や産業で活用されているのかを知り、社会を支えていることを学ぶことができ、有意義な時間を過ごすことができました。▶ 様々な素材や商品を生み出す研究開発力の素晴らしさに驚かされました。開発後、まだ製品化されていない素材があるとのことで、これからどのように使われるのか、期待と楽しみでワクワクしています。 帝人グループは、日頃、一般消費者の皆さまには認識されにくい様々なシーンで社会との接点を持たせていただいております。今回は、そうした中のほんの一端でも、皆さまに知っていただく貴重な機会をいただき、大変ありがたく思います。私どもは、社会のお困りごとを解決し続けることで、「未来の社会を支える会社」になることを目指しております。今後も帝人グループの活動にご注目・ご支援いただけましたら幸いです。                     ●帝人 ご担当者より●懇談会の様子ランドセルに使われる人工皮革の強度を体験

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