経済広報センターは、3月26日、大手企業の若手イノベーターと中高生が未来を語る企画を、昨年に引き続き渋谷教育学園渋谷中学高等学校で実施しました。 この企画は、事業を通じて社会課題の解決などに取り組む若手イノベーターと中高生が交流することで、大手企業で働くリアルな姿に触れ、将来どのように社会課題の解決に取り組んでいくかについて考える機会を中高生に提供することを目的に開催しています。本プログラムの参加者 今回は、若手イノベーターとして以下の3名を迎え、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の中高生15名が参加しました。プログラムの内容 初めに、若手イノベーターが取り組む事業についてそれぞれ紹介した後、グループに分かれてディスカッションを行いました。 ディスカッションでは、事業がどのように社会課題の解決に役立っているのか、事業を進める上で苦労したことは何か、大手企業を就職先として選んだ理由など、様々な視点からの質問がなされました。また、進路を決めたきっかけや、学生時代どのような生活を送っていたかなど、中高生ならではの質問も飛び交いました。その後、中高生が将来解決したい社会課題や、それを実現するためのキャリアについて意見交換し、発表を行いました。参加者からの感想 参加した生徒からは、「大手企業でも自らアクションを起こして新事業をつくれるということを聞いて驚いた」「大手企業は古いしきたりや体制が定着していると思っていたが、意外とそうではないんだなと思えた」などの感想が寄せられました。13 ● ネットワーク通信 No.103清水建設株式会社 NOVAREプランニングオフィス ベンチャービジネスユニットグローバルリサーチグループ グループコンダクター 狩野 俊太郎氏(2025年3月当時)2018年より米国シリコンバレーに7年間駐在し、現地のスタートアップとの協業、投資などを担当。帰国後は日本から海外スタートアップとの連携を推進。ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 経営戦略部門 コミュニケーション戦略部広報課 PRストラテジスト 水町 夏子氏財務部でIRに従事した後、2021年より広報部へ異動。先端技術や半導体事業など幅広い領域で、メディアコミュニケーションの経験を積んでいる。日本郵船株式会社 イノベーション推進グループ先端事業・宇宙事業開発チーム課長代理 寿賀 大輔氏シンガポール、中国駐在を経て、2023年よりイノベーション推進グループ先端事業・宇宙事業開発チームに所属。中国駐在中に宇宙事業を提案したことをきっかけに、JAXA、三菱重工業との共同研究を開始し、現在に至る。 経 済 広 報 セ ン タ ー ニ ュ ー ス経 済 広 報 セ ン タ ー ニ ュ ー ス大手企業の若手イノベーター、中高生と未来を語る
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