(文責 主任研究員 湯村南々帆)新聞ができるまでの工程を学ぶ刷り上がったばかりの新聞を手にする様子 見学の最後に、刷り上がったばかりの新聞が1部ずつ配られました。少し温かく、色鮮やかな新聞を手にした参加者は、印刷技術と品質の高さを実感していました。■参加者からの感想■◆新聞がどのように作られているのか分かりやすく説明いただきました。輪転機のすぐ近くまで案内いただき、新聞が刷り上がって高速で次の工程へ運ばれていく様子は、まるで竜が天へ昇っていくような感じでした。刷り上がったばかりの新聞紙は触ると指先が真っ黒になるイメージでしたが、インク特有の臭いもなく、直接触っても全く色移りしませんでした。いろいろなところで進化していると感じ、大変勉強になりました。◆新聞は、信頼できる情報源であり、気になる記事をスクラップして保存できるという強みがあると思います。コンピューターによる仕事が中心の時代に、仕上がり紙面の状態を肉眼で、色合い、版ズレなどの調整をされているのには驚きました。印刷、梱包、発送、手元に届くまでの流れを勉強させていただきありがとうございました。■アクセス情報「放出駅」から徒歩15分/「天満橋」からバス「放出西三丁目」下車徒歩4分●住所:大阪市城東区放出西2-12-10●TEL: 06-6955-9123 ●見学料:無料●見学時間:11時30分~13時(90分)●見学可能日:月・水曜日(事前予約制、祝祭日・年末年始を除く)◆以前より新聞を印刷しているところを見学してみたいと思っていたので、今回参加することができて良かったです。施設内は想像以上にきれいかつコンパクトでした。また、新聞の下方にあいている8つの穴の正体も分かりました。再生可能エネルギーの電力で印刷していることに感心しつつ、そのことがきちんと紙面の片隅に書かれていることに好感を持ちました。◆印刷スピード、瞬時の新聞裁断、折りの工程に圧倒されました。過去にマルチメディアという言葉がもてはやされ、将来、紙媒体は消滅し、文字は全てデジタルになるという話がありましたが、今回の見学で、紙媒体としての役割は社会的に非常に重要で、この先も世の中に必要不可欠なものであることを再認識しました。3 ● ネットワーク通信 No.103
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