ネットワーク通信104号
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(文責 主任研究員 湯村南々帆)※当該店舗のフードドライブ施策による2024年の実績アバターによる接客で多様な働き方を応援ローソンは、SDGsへの貢献や社会課題の解決に向けた活動の一環として、2022年11月にサステナブルな未来型店舗「グリーンローソン」を東京都豊島区にオープンしました。冷蔵・冷凍ケースに扉を設置し、電気使用量とCO2排出量を削減詳しい内容はこちらから▶ ローソンは、グループ理念「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」の下、事業方針に「3つの約束」(「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」)を掲げて、マチの変化や、お客さまのニーズの変化に対応するとともに、社会課題の解決に取り組んでいます。 この活動の一環として、2022年11月にお客さま・マチと一緒に創るサステナブルな店舗「グリーンローソン」を東京都豊島区にオープンしました。同店舗では、食品ロス削減やプラスチック使用量の削減などの環境負荷軽減、アバターによる制約のない働き方の実現など様々なサステナブルな取り組みを進めています。食品ロス削減では、「冷凍おにぎり」の導入や、お客さまからデリバリー専用商品をアプリで注文いただいてから店内厨房で調理してお届けする宅配調理事業「ゴーストレストラン」を展開。環境負荷削減では、冷蔵・冷凍ケースへ扉を設置している他、レジ袋やフォーク・スプーンの配布を取りやめました。また、ご家庭で余っている食品を当該店舗へ持参してもらい、フードバンクなどに寄付する「フードドライブ」活動を実施しており、地域社会への貢献も果たしています。お客さまから寄せられた食品などの寄付により、約298kg /年の食品ロス削減※となりました。 アバター接客では、お客さまがセルフレジの利用でお困りの際にサポートしています。この取り組みにより、時間や場所、年齢、性別、様々な障がいに制約されることなく、柔軟で多様な働き方が可能となります。2025年3月時点で、約70人が「ローソンアバターオペレーター」として従事しています。 これらの施策は、同店舗での実証実験を経て、全国のローソン店舗へと展開していく予定で、SDGs達成に向けた同社の積極的な取り組みは今後も続けていきます。2025年6月に創立50周年を迎えた同社は、これからも「マチのほっとステーション」として、お客さまにとってより快適な場所を提供することを目指しています。11 ● ネットワーク通信 No.104株式会社ローソン企業・団体の CSR 活動サステナブルな未来型店舗「グリーンローソン」

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