ネットワーク通信104号
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● 懇談会の概要● 参加者からの感想Q 新規事業を立ち上げるに当たってはどのような指Q 歯髄再生治療の普及にはどのような課題がありまA 人材や技術の育成を基盤に、社会課題の解決を事A 歯髄再生治療は「第二種再生医療」に分類されて(文責 主任研究員 湯村南々帆)針を持たれていますか。業化することを重視しています。牛の排泄物を再利用するなど、地域課題への対応が新たなビジネスにつながる例もあり、こうした取り組みを国内外で展開することも検討しています。また、CO2回収や再生資源の活用など、環境・サステナビリティへの取り組みも進めています。社内では、再生木材とプラスチックを組み合わせた素材「エコロッカ」で作られたSDGsバッジの着用を通じて社員の意識を高め、自分ごととしてサステナブルな視点を事業に取り入れる動きが広がっています。すか。おり、医療機関が治療を始める際には国の厳格な審査が必要です。申請にかかる費用も高額で、手続きの負担が大きいことが普及の大きな壁となっています。また、治療費用が医療機関によって異なるため、患者にとっては依然として高額であることも課題です。そのため、歯科医師側も価格面での提供に悩みを抱えています。さらに、治療自体がまだ新しく、認知度が低いため、今後は関係者と協力しながら普及に向けた取り組みを進めていく段階です。を発揮して課題を解決しながら成長を続けているこ●エア・ウォーター ご担当者より●懇談会の様子▶アクセス情報●見学可能日・時間:月~金曜日、10:00~17:00●休館日:土日・祝日・年末年始・夏季●予約:要予約●住所:〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町1-3-1 当社は、「地球の恵みを、社会の望みに。」というパーパスのもと、暮らしや産業に欠かせない事業を展開しております。今回の懇談会では、皆さまとの対話を通じて、当社の取り組みをご理解いただくとともに、貴重なご意見を頂戴することができ、大変有意義な時間となりました。今後も、皆さまにとって「なくてはならない存在」であり続けるために、こうした対話の機会を大切にし、より良い企業活動へとつなげてまいります。詳しい内容はこちらから▶企業と生活者懇談会 ● 8ニューアルや設計時に、実際の医療行為が可能かどうかを検証できる仕組みが紹介されました。また、実用化には至っていないものの、天井にモニターを設置し、患者が横になったまま自分の好きな映像を視聴できるようにすることで、早期回復を支える環境づくりにも取り組んでいるそうです。 こうした多くの工夫が凝らされた設備を見学し、参加者からは大きな感心と期待の声が上がっていました。▶ M&Aによる事業領域の拡大と社員のシナジー効果とが分かりました。施設の説明も素人でも分かる言葉を使って、現物やモデルを見せていただき理解が深まりました。特に歯髄再生治療の実用化は想像していた以上に素晴らしく、この技術が普及すれば、歯科医療の選択肢が広がると感じました。▶ 歯髄再生治療について、画期的な技術であることを改めて実感しました。薬機法による参入規制や、歯髄幹細胞バンクの整備など、課題はあると思いますが、治療例が増えて普及していくことを期待しています。また、海外事業については、特にインドへ注力しているとのことで、今後の事業展開にも注目したいと思います。

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