● 見学の様子八幡地区で製造される製品工場見学企業と生活者懇談会 ● 10リサイクル性が高く、現在で は90 % 以上のリサイクル率を実現しています。ています。また、高炉やコークス炉などで発生する副生ガスは100%所内のエネルギー源として活用しており、排熱や副生ガスを利用した自家発電により、所内電力需要の約70%を賄っています。八幡地区では電炉化の計画が進められており、大規模な投資が予定されています。これにより、国内鉄鋼生産の脱炭素化に向けた重要な転換点を迎えています。 官営八幡製鐵所の操業開始から製鉄所として120年以上の歴史が続く九州製鉄所八幡地区は、環境保全に取り組みながら、現在も多様な鋼材を国内外に供給し、なっています。 参加者は、展示コーナーにて同地区で製造している主な製品について説明を受けました。自動車用鋼材―自動車のボディやエンジンをはじめ、ハイブリッド車のモーターに至るまで、様々な部位に使用されています。近年は、軽量化と衝突安全性を両立させるため、異なる強度の鋼板を溶接して一体化した「テーラードブランク」の利用が進んでいます。Bピラー(前部座席と後部座席の間にある車体の柱)では、衝撃吸収部には柔らかい鋼板、乗員スペースを守よって安全性を高めています。こうした自動車部品向けの高度加工にも対応しています。電磁鋼板―モーターや変圧器の鉄心に用いられる鋼板で、鉄にシリコンを加えることで電気エネルギーの損失を抑える特性を持っています。磁気が流れやすい方向がそろえられた「方向性電磁鋼板」は、主に変圧器の鉄心に使用され、あらゆる方向に良好な磁気特性を持つ「無方向性電磁鋼板」は、モーターなどの回転機の鉄心に用いられます。いずれも1ミリメートルより薄い鋼板を何十枚も積層して鉄心をつくり、その外側にコイルを巻いて使用します。形鋼・スパイラル鋼管(土木建築建材)―スパイラル鋼管は、鋼板を螺旋状に巻いて、継目を溶接して製造するもので、建物の基礎などに使用されます。鋼矢板は、両端の爪状の継ぎ手をかみ合わせて連結でき、直線や使用する水の約90%を循環再利用(10%は蒸発)し日本の産業と暮らしを支え続ける重要な製造拠点とる部位には高強度鋼板を使用するなど、最適配置に円形など必要な形状に組み立てられる構造です。これらは、地盤改良や擁壁の施工など、社会インフラを支える重要な建材として広く利用されています。ステンレス厚板(船舶・産業機械・プラント向け)―腐食環境の厳しい場面でも優れた耐食性を発揮するステンレス厚板は、船舶、産業機械、石油化学プラントなど、幅広い分野で使用されています。1枚の鋼板をそのまま圧延してつくる厚板のほか、異なる種類の鋼板を重ね合わせて一体化させたタイプもあります。また、表面を細かく研磨した厚板は汚れが付着しにくく、落としやすい性質を持つことから、食品タンクなど衛生管理が求められる設備で使用されています。レール(鉄道)―一般旅客用をはじめ、高速鉄道や重荷重鉄道など、幅広い用途向けに製造されています。鉄道レールは1メートルあたりの重さによって分類され、数字が大きいほど断面が大きく、強度も高くなります。現在の在来線では主に50キログラムレール、新幹線など交通量の多い路線では60キログラムレールが使用されています。最大150メートルという非常に長いレールを製造・出荷しており、これは鉄道車両約7両分の長さに相当します。継ぎ目が少ないロングレールは、走行時の振動を減らし、乗り心地や安全性の向上に寄与しています。容器用鋼板(スチール缶)―飲料缶や食缶などに使用され、外観が美しく耐食性に優れたブリキと、比較的安価で用途が広がっているティンフリースチールをベースに製造しています。いずれも鋼板にめっきを施した素材で、鋼を原料としているため磁石で容易に分別でき、 次に参加者は、バスで高炉工場へ向かいました。高炉工場では、鉄鉱石から銑鉄(溶けた鉄)を製造します。まず紹介されたのは、鉄づくりの出発点である原料の受け入れです。 戸畑エリアでは、鉄鉱石・石炭・石灰石の三つの主実際の製品を見ながら説明を受ける
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