● 参加者からの感想(文責 主任研究員 湯村南々帆) また、日本製鉄では高炉による製鉄工程で、従 八幡地区の製品にゆかりのあるGXスチールの▶ 日頃なかなか知ることができない地元企業を見学す▶ 製品や工場の規模が非常に大きく、普段、消費者とクラップ(鉄くず)中心へと切り替わるため、スクラップの保管・投入に対応した設備整備や、製鉄所内レイアウトの見直し、関連設備の改造なども進められています。来の石炭に代え水素を用いることで、CO2の発生を大幅に抑えることが可能になるとされており、研究開発や実証試験を通じて実用化に向けた検討が進められています。電炉化や水素技術の検討と並行して、CO2削減の価値を製品として可視化するGXスチール(グリーン鋼)の普及も進められています。会社全体で排出したCO2削減量を一元的に管理し、その削減効果をGXスチールとして提供する製品に反映させる「マスバランス方式」を採用しています。さらに、第三者機関による削減証書を通じて、その価値を明確にしています。活用事例として、門司港レトロビールのスチール缶に採用されました。また、北九州市のふるさと納税の返礼品としても採用され、GⅩスチールの価値を生活者に身近な形で伝える取り組みとして進めています。ることができ、大変貴重な機会でした。見学や説明を通じて、CMでよく目にしていた「世界は鉄でできている」というメッセージの意味がよく分かりました。素晴らしい仕事をされている会社だという印象を持ちました。して鉄鋼製品を購入することもないため、どうしても身近に感じにくいものでした。しかし、実は日々利用している自動車や鉄道など、なくては困るものをつ 今回の懇談会では、皆さまに当社の鉄づくりの現場をご覧いただき、製造工程での取り組みや、社会へお届けしている製品の役割について理解を深めていただく機会となりました。「世界は鉄でできている」というメッセージの背景にある想いや、鉄が皆さまの暮らしを支えていることを実感していただけたのであれば、大変うれしく思います。 また、当社が進めるカーボンニュートラルへの挑戦についても、多くのご関心とご質問を頂戴しました。高炉から電炉プロセスへの転換をはじめ、技術革新や設備投資は容易な道ではありませんが、地域の皆さまと共に歩む姿勢を大切にしながら取り組んでまいります。 今回の懇談会を通じて寄せられたご意見や気付きを、今後の事業運営や環境対応のさらなる改善に生かしていきます。ご参加いただき、誠にありがとうございました。 ●日本製鉄 ご担当者より●企業と生活者懇談会 ● 12くっていることを改めて実感し、身近な存在として捉えることができました。また、従業員の方々の安全に対する行動規範の徹底はさすがだと思いました。▶ 巨大な溶鉱炉や圧延設備、ヤードを目の前にして、生産技術、保守管理、原料の荷受け、製品の搬出まで、全てが一つの循環になって、24時間体制で鉄をつくり出していることを実感しました。いずれの工程でも、たゆまぬ企業努力によって技術革新が行われていることを感じました。また、発生する副生ガスは発電などに活用されていること、鉄鉱石の鉄分以外の成分でできるスラグは道路などで使用されていること、さらには自治体のプラスチックごみのリサイクルにも貢献していること、大量に使用する冷却水も循環させているとのことで、鉄鋼製造プロセスの無駄のなさに感心しました。▶ 環境対応を目的に高炉から電炉への転換が予定されている中、投資規模が約6000億円に上るとの説明を聞いた上で施設内の工事状況も拝見し、昭和期における石炭から石油へのエネルギー転換にも匹敵するような動きが、すでに顕在化していることを改めて認識しました。一方で、水素還元鉄の製造手法など、今後の技術進歩に依存する取り組みも残されており、脱炭素への対応が長期に及ぶことを理解する機会となりました。懇談会の様子
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