危機管理

『経済広報』(2020年1月号) 掲載

実践的安全教育プログラム「ぼうさい探検隊」

 自然災害が多発する中、災害に備えるための安全教育は、小学校、中学校、高等学校の各段階においてそれぞれ行われている。
 日本損害保険協会では、発達段階に応じた数々の安全教育プログラムを用意している。
 中でも、「ぼうさい探検隊」は、小学生向けの実践的安全教育プログラムである。子どもたちが楽しみながら、まちなかを探検して、安全や危険な場所や施設などを見つけるほか、安全なまちにするために改善してほしいことを考えてマップにまとめ、発表・提言するものである。これにより、子どもたちの安全意識の向上、地域との連携・コミュニティーの強化、ひいては地域防災力が高まる効果が見込まれる。
 当協会で実施している「ぼうさい探検隊マップコンクール」は2019年度で第16回を迎えた。第16回は、全都道府県から、594団体、2541作品の応募があり、マップコンクールとしては、日本最大の規模となっている。
 一方で、準備からマップ作成、発表までにかかる時間や指導者の負担が大きく、もっと手軽に取り組めないかとの要望が寄せられていた。そこで、当協会では、新学習指導要領で重視されるICT教育の一環ともなることから、電子的にマップ作成が可能なタブレット端末を開発中である。現在、小学校数校で試用いただき、高い満足感を得ている。今後いただいた改善要望を取り入れ、使い勝手が良く、教育効果が高まるタブレットを公開していきたいと考えている。全国の小学校や団体に「ぼうさい探検隊」がさらに普及し、安全教育の一助になることを願ってやまない。

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