岩手銀行赤レンガ館は、1911年(明治44)に盛岡銀行の本店庁舎として落成しました。1936年(昭和11)に岩手殖産銀行(現在の岩手銀行)の本店として引き継がれ、その後、支店としての利用を経て、2016年(平成28)7月に公開施設として生まれ変わりました。設計は辰野金吾と盛岡出身の葛西萬司で、辰野金吾が設計した建築としては東北地方で唯一残る作品です。1994年(平成6)には現役の銀行として初めて国の重要文化財に指定されています。