ニュースリリース

2017年度

企業に対する肯定的評価は37%、否定的評価は17%
~企業の信頼に対する肯定的評価は2年ぶりに減少~
-「第21回 生活者の“企業観”に関する調査」の結果について-
2018年 3月22日
経済広報センター

 

 経済広報センター(会長:榊原定征)は、2017年11~12月、全国の「eネット社会広聴会員」(2,857人)を対象に、「第21回 生活者の“企業観”に関する調査」を実施しました。本調査は、社会が企業をどのように評価しているかを把握するため、1997年度から毎年実施し、定点観測しているものです。

 本年度も、企業の果たす役割や責任についての認識や企業に対する信頼度など、生活者の総合的な企業観について、アンケート調査を行い、その結果をとりまとめました。また、SDGs(持続可能な開発目標)の認知度や日本企業が貢献している取り組み、日本企業に期待する取り組みなどについても調査しました。

 

【調査結果(要点)】

◆ 企業の果たす役割や責任として最も重要度が高いのは「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供する」

◆ 「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供している」が84%と高評価

◆ 企業の信頼に対する肯定的評価が、否定的評価を大きく上回っているものの、肯定的評価は2年ぶりに減少

◆ 企業が信頼を獲得するための最も重要な事項は「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供する」で85%

◆ SDGs(持続可能な開発目標)の内容を「知っている」は19%

◆ SDGsの17の持続可能な開発目標で、日本企業が貢献している取り組みは「安全な水とトイレを世界中に」、日本企業に期待する取り組みは「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」

 

 なお、調査対象は、全国3,511人の「社会広聴会員」の中で、インターネットで回答可能なeネット社会広聴会員(2,857人)が対象。有効回答数は1,536人(有効回答率:53.8%)、調査期間は、2017年11月30日~12月11日。

 



 

「第21回 生活者の“企業観”に関する調査」結果の概要

 

 

1.企業の果たす役割や責任として最も重要度が高いのは「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供する」

 企業の果たす役割や責任の重要度は、「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供する」ことが「非常に重要である」が82%。続いて「不測の事態が発生した際に的確な対応を取る」(56%)、「社会倫理に則した企業倫理を確立・順守する」(53%)の各項目で「非常に重要である」が5割を超える。

 

2.「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供している」が84%と高評価

 企業の果たす役割や責任への対応について、「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供する」は「対応している(対応している/ある程度)」が84%と高い。続いて、「利益を確保し、納税する」(78%)、「先進的な技術・研究開発に取り組む」(71%)、「株主に利益を還元する」(63%)、「省資源・省エネや環境保護などに取り組む」(60%)である。「雇用を維持・創出する」は58%で、前回調査(2016年度51%)より、7ポイント上昇している。

 

3.企業の信頼に対する肯定的評価が、否定的評価を大きく上回っているものの、肯定的評価は2年ぶりに減少

 企業に対する信頼度は、肯定的評価37%(「信頼できる」3%、「ある程度信頼できる」34%)が、否定的な評価17%(「信頼できない」2%、「あまり信頼できない」15%)を大きく上回っている。

 前回調査(2016年度)では、「信頼できる(信頼できる/ある程度)」が43%と2年ぶりに改善したが、今回調査では6ポイント下がり、前々回調査(2015年度37%)と同様の結果となっている。また、「信頼できない(信頼できない/あまり)」は前回調査(2016年度)から8ポイント増加している。

 

4.企業が信頼を獲得するための最も重要な事項は「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供する」で85%

 企業が社会からの信頼を今後さらに勝ち得ていくための重要事項としては、「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供する」が85%と最も高い。続いて、「社会倫理に則した企業倫理を確立・順守する」が44%、「経営の透明性を確保し、情報公開を徹底する」が42%となっている。

 

5.SDGs(持続可能な開発目標)の内容を「知っている」は19%

 SDGs(持続可能な開発目標)について、「内容を知っている」(7%)、「内容をある程度知っている」(12%)を合わせると、「知っている」は19%である。「言葉は聞いたことがあるが、内容は知らない」が25%、「全く知らない」が56%となっている。

 

6.SDGsの17の持続可能な開発目標の中で、特に重要だと思う目標は「すべての人に健康と福祉を」が56%

 SDGsの17の持続可能な開発目標の中で、特に重要だと思うものを聞いたところ、「3 すべての人に健康と福祉を」が56%で最も高い。次に、「1 貧困をなくそう」「4 質の高い教育をみんなに」(共に48%)である。「16 平和と公正をすべての人に」(45%)、「2 飢餓をゼロに」(44%)、「6 安全な水とトイレを世界中に」(43%)が続く。

 

7.日本企業が貢献している取り組みは、「安全な水とトイレを世界中に」

 SDGsの17の持続可能な開発目標の中で、現在、日本企業が特に貢献していると思う取り組みについて聞いたところ、「6 安全な水とトイレを世界中に」が51%で最も高く、次いで「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」が46%、「7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに」が36%となっている。

 

8.日本企業に期待する取り組みは、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」

 SDGsの17の持続可能な開発目標の中で、日本企業に特に期待する取り組みについて聞いたところ、「7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに」(49%)が最も高く、次いで「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」(45%)、「3 すべての人に健康と福祉を」(43%)、「6 安全な水とトイレを世界中に」(40%)となっている。

以 上

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